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富士フイルム「X-T30 III」新登場 廉価で小型軽量でも写りや操作系はしっかり「X-T」だった荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/7 ページ)

富士フイルム「X-T30」シリーズの最新モデル「X-T30 III」が発表された。「X-T30 II」のサイズはそのままに性能を上げ、フィルムシミュレーションダイヤルを装備したカメラと思えばいい。

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 画像処理エンジンは「X-Processer 5」と現行世代と同じになった。そのおかげで、X-T30 IIには未搭載だった被写体検出機能を搭載。人物に加え、動物・鳥・クルマ・バイク&自転車・飛行機・電車が対象になる。


被写体検出AFが搭載された。検出したい被写体をこれだけ選べる。人物の瞳検出はまた別

クルマを指定してミニカーを検出したところ

 これは大きい。被写体検出で猫の瞳をちゃんと捕まえてくれたおかげで、手前の階段にフォーカスがいくことなく、ちゃんと猫にピントが来ている。


猫の瞳をしっかり捕まえてくれたので手前の階段ではなく、猫にちゃんとピントが合っている(70-300mm 300mm 1/900秒 F5.6 ISO2500)

 シャッタースピードはメカシャッターは1/4000秒まで、電子シャッターだと1/32000秒まで上げられる。

 ISO感度は標準でISO12800まで、拡張ISO感度でISO51200まで上げられる。

 ボディ内手ブレ補正を持たないためか比較的シャッタースピードを速めに維持する傾向にあるようだ。


X-T30 IIIにXシリーズの標準ズームともいえる「XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR」を装着。ただ手ブレ補正を持たないのでX-30 IIIで使うときは注意

夕刻の日本橋から。絞り優先で撮影したらシャッタースピードが1/100秒でISO8000まで上がった。クラシッククローム(16-50mm 26mm 1/100秒 F8.0 -0.7 ISO8000)

 連写は電子シャッター時は約20コマ/秒(1.25xクロップで撮った場合は秒30コマ/秒)。メカシャッターだと秒8コマ/秒となる。

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