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富士フイルム「X-T30 III」新登場 廉価で小型軽量でも写りや操作系はしっかり「X-T」だった荻窪圭のデジカメレビュープラス(6/7 ページ)

富士フイルム「X-T30」シリーズの最新モデル「X-T30 III」が発表された。「X-T30 II」のサイズはそのままに性能を上げ、フィルムシミュレーションダイヤルを装備したカメラと思えばいい。

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 電子シャッター時の連写速度はX-T50より多いが、これはたぶん画素数が少ない分処理が軽い(あるいはセンサーからの読み出しが速い)ということかと思う。


70-300mmを装着し、望遠端で水上バスを連写した中の1枚。REALA ACE(70-300mm 300mm 1/250秒 F5.6 ISO200)

 なおファインダーは兄貴分のX-T50と同じEVFを搭載しており、普段の撮影には何ら問題ない。

 フラッシュを内蔵しているのもエントリーモデルならではだ。


左肩のレバーでフラッシュを手動ポップアップさせられる

内蔵フラッシュを使って夕刻のポートレート。最近、内蔵フラッシュを使ったカットってあまり見ないのでちょっと新鮮。絞り優先AEでレンズは16-50mm F2.8-4.8を使用。PROVIA(16-50mm 40mm 1/120秒 F4.2 ISO8000)

 背面モニターはチルト式。富士フイルムのXシリーズはバリアングルモニターのモデルとチルト式モニターのモデルが混在しており、現行モデルではX-TシリーズとX-E5がチルト式モニターを、X-S20やX-M5、X-H2がバリアングルモニターを採用している。一時期多くのモデルがバリアングル式になったが、今はスチルメインのモデルはチルト式になったと理解している。


背面モニターは前モデルやX-T50と同様のチルト式

雨の夜、上野公園で開かれていたハロウィンのイベントでハロウィン仕様(?)のパンダをローアングルで。感度を上げすぎたくなかったのでISO3200に固定して撮影。クラシックネガ(13-33mm 13mm 1/15秒 F6.3 ISO3200)

 その他の作例も二つほど。

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