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キヤノン「EOS R6 Mark III」発表 3年分の蓄積を一気に盛り込んだ意欲作、“CINEMA EOS”譲りの動画機能も:荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/4 ページ)
キヤノンの主力モデルといっても過言ではないEOS R6シリーズの最新モデル「EOS R6 Mark III」が6日に発表された。EOS R6 Mark IIがかなりバランスが取れた良いカメラだっただけに、どう進化したのか気になるところだ。
このようにEOS R6 Mark IIIはフォトグラファーから動画クリエイターまで幅広く対応したバランスが取れたカメラに進化した。
性能についての詳細はレビュー時にあれこれ評価したい。
気になる価格は、ボディが42万9000円(直販価格)。その他、「RF24-105 L IS USM レンズキット」(同58万3000円)と「RF24-105 IS STM レンズキット」(同47万8500円)が用意される。
ボディは税込で40万円を超えてしまうが、EOS R6 Mark IIも併売される(31万9000円、直販価格)。必要な方を選択したい。
同時に、新しいレンズも発表された。
「RF45mm F1.2 STM」という、開放F値がF1.2の大口径単焦点レンズ。F1.2ながら小型軽量で価格も6万6000円(直販価格)。
絞り開放時の解像力は一眼レフ時代のEF 50mm F1.2と同等で、絞り開放から高い解像感を見せる昨今のレンズとは少しテイストが異なるが、F1.2で約346gの軽さと価格が魅力的だ。
発売は11月下旬を予定している。
【訂正:2025年11月7日18時48分更新 ※「RF45mm F1.2 STM」の重量を修正しました。正しくは約346gです】
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