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初心者が失敗しがちな「ホワイトバランス」をデジカメ画面の情報を使って理解する方法:荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/5 ページ)
ホワイトバランスは、白いものが白く写るように調節する機能。デジタルカメラならではの、とても大事な機能なのだ。
AWBではうまくない可能性を見越して-その3-
ホワイトバランスはちゃんと合わせたいけど、撮影時にいちいち合わせるのがめんどくさい、暇がない、その他ずぼらな人に朗報。
RAWで撮るのである。
デジタルカメラのRAWデータは「ホワイトバランスを合わせる前の情報」が記録されているので、ひと手間かかるけれども、あとからホワイトバランスを設定し直すという技が使えるのだ。
次の画像、上がAWBで撮ったもの。猫が隠れている赤い猫ハウスは外光を通すため、猫が赤くなってしまった。赤い光を浴びているので赤いのは当たり前だけど、猫の本来の毛の色をもうちょっと出したいなと思ったわけである。
右はRAWデータに対して猫の白い毛が白く見えるようホワイトバランスを調整して現像し直したもの。口元の白い毛のところが白くなるように合わせてみた。
外光も混じってるややこしいミックス光なので完璧とはいえないが、猫の毛の色はそれなりに正しくなったのが分かるかと思う。
と、ホワイトバランスは追求し出すとキリがないのであるが、少なくとも、雰囲気優先WBとホワイト優先WBを使い分けるくらいすると狙ったイメージの写真を撮りやすいかと思う。
今のカメラはさらに「ルック」(ピクチャースタイルとかクリエイティブルックとかフィルムシミュレーションとか呼称はいろいろいろある)を変更できるので「忠実に色再現したいシーン」から、「正確さよりイメージが大事なシーン」まで幅広く楽しめてなによりかと思う。
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