「ローカルで動くAIエージェントを開発したい」「生成AIを自社用にチューニングしたい」――こうしたニーズを阻むのが、手元にあるPCのスペックが足りない問題だ。かといってクラウドのGPUインスタンスは高額な上、セキュリティ面の懸念もある。データセンターのハウジングは利用可能な枠が空くまで待たなければならず、利用申請も煩雑だ。
多くのエンジニアや研究者が直面しているこれらのジレンマを解決するのが、手のひらサイズのスーパーコンピュータ「FusionXpark」だ。「NVIDIA GB10 Grace Blackwell Superchip」を搭載し、4ビット浮動小数点(FP4)精度で最大1PFLOPS(ペタフロップス)のAI処理性能を持つ。128GBの統合システムメモリを備えているためメモリをコピーする必要がなく、データ転送のボトルネックを解消。2000億パラメータのAIモデルの推論、70億パラメータモデルのファインチューニングが可能だ。ストレージは予算や用途に合わせて1TB、2TB、4TBから選択できる。
FusionXparkはプロトタイピングやファインチューニング、推論、データサイエンス、エッジアプリケーションといった幅広いワークロードに対応可能。製造業でのAIを使った不良品検出、外観検査、異常検知、ヘルスケア分野での診断支援や医療研究、教育研究機関でAI学習のプラットフォームとして使うといったユースケースが考えられる。ローカルRAGやVLM(Vision-Language Model)の構築に使うことも可能だ。
ITmedia NEWS編集部の「ここがポイント」
FusionXparkはAI開発に必要な「CUDAツールキット」や「NCCL」がプリインストールされており、多くのSDK、オープンソース系のツールやモデル、アプリケーションに対応しています。
洗練されたガジェットのような高いデザイン性も魅力です。筐体のサイズは150mm四方、厚さ50.5mmで、オリジナルのサインやロゴも入れられます。
AIエージェント開発に向けて、手軽かつセキュアにプロトタイピング、推論、データ分析、ローカルRAG構築などに取り組みたいエンジニアや研究者はぜひ検討してはいかがでしょうか。
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