Anthropic、300億ドル(約4兆6000億円)調達 評価額は3800億ドルに
Anthropicは、シリーズGで300億ドル(約4兆6000億円)調達した。評価額は3800億ドルと、前回の倍以上に急上昇した。GICやFounders Fund、MGXなどが主導し、MicrosoftやNVIDIAも参加。調達資金はエンタープライズ向けモデル開発とインフラ構築に充てるとしている。
米Anthropicは2月12日(現地時間)、シリーズGの資金調達ラウンドで300億ドル(約4兆6000億円)を調達したと発表した。同社の新たな評価額は3800億ドルで、前回のシリーズFの1830億ドルから大幅に上昇した。
この資金調達ラウンドは、シンガポールの投資ファンドGICと米投資運用会社Coatueが主導し、ピーター・ティール氏のFounders Fund、アブダビのMGXなど、複数の著名企業が共同でリードした。AccelやSequoia Capitalなども名を連ねる。米Microsoftと米NVIDIAが以前発表した投資計画の一部も含まれる。
Anthropicのクリシュナ・ラオCFO(最高財務責任者)は発表文で「起業家、スタートアップ、世界最大級の企業であっても、お客様からのメッセージは同じです。Claudeはビジネスの運営にとってますます重要になっています。今回の資金調達は、お客様からの驚異的な需要を反映したものであり、私たちはこの投資を活用し、お客様が頼りにしているエンタープライズグレードの製品とモデルの構築を継続していきます」と語った。
同社によると、最初の収益を上げてからまだ3年も経っていないが、現在のランレート収益(直近の一定期間の収益実績を年換算して算出する推定収益)は140億ドルに達しているという。過去3年間で、毎年10倍以上成長していることになる。
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