目玉商品不在の「CP+2026」が示した“レトロカメラの再発見”という新たな潮流:荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/6 ページ)
世界最大級のカメラ・写真の展示会「CP+」が開幕した。今年はアナログなカメラを含む、レトロなカメラ達が注目を集めているようだ。
スクリーンを通した画が撮影されるので、シャープでシャキッとした画ではなく少しもやっとした……一眼レフでいうファインダースクリーンを通した画をそのまま記録される仕組みなので、すごくレトロな風合いの写真が撮れる。
体験できる機材はほんとに動作するだけの試作機って感じだったのだけど、これを元にいろんな人の意見を聞きたいということだった。
ちなみにレンズに入った光がミラーを一つ通しただけなので、ファインダーではこのように左右反転して見える。
今回は50mmF1.8のレンズを付け、イメージセンサーは1型ということだったが、最終的にどうなるかは不明。
個人的にはキューブ型でウエストレベルファインダーのコンパクトカメラって発想はすごくいいと思う。レトロな構造でレトロな写真を撮れるウエストレベルファインダーカメラだ。
ちなみにキヤノンでは発表したばかりの「Powershot 30周年記念モデル」を展示していたほか、歴代コンデジ人気投票コーナーも。
Powershot30周年なのだ。
ちなみに、30年前の1996年は、その前年に登場したカシオの「QV-10」を追う形で各社がコンパクトデジカメを投入してきた年。
キヤノンのPowershotのみならず、ソニーの初代「Cyber-shot」も、オリンパス(当時)の「CAMEDIA」も96年発売なので30周年。
30周年ってけっこう大きな節目な気がするのだが、そこに目を向けたのがキヤノンだけだったのはちょっと残念。その時に生まれた子供がもう30歳と思うと感慨深い。
パナソニックはちょろっと「LUMIX 25周年」の挨拶が書かれていた。
パナソニックブランドの最初のコンパクトデジカメは97年だったが、LUMIXとして本格的に参入したのが01年の「DMC-F7」と「DMC-LC1」だったのだ。
残念ながら、その機種の展示はなく、「Histry of LUMIX」コーナーに並んでいたのは世界初のミラーレス一眼「DMC-G1」(08年)からだった。
「周年」でいえば、OM SYSTEM。OM90周年である。
正確には、オリンパスがカメラ事業に進出して90年。1936年にズイコーレンズを開発し、最初のカメラ「セミオリンパスI」を発表したのである。
90周年記念モデル的なものはなかったけど。
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