Claudeに法律業務特化の拡張機能 DocuSignなどと連携、12種の新プラグインも
米Anthropicは5月12日(現地時間)、AI アシスタント「Claude」において、法律業界で使用されているソフトウェアとClaudeを連携させる20種類以上の新しいMCPコネクタと、特定の法律業務や専門分野に特化した12種類の新しいプラグインをリリースすると発表した。
米Anthropicは5月12日(現地時間)、AIアシスタント「Claude」向けに、法律実務の利便性を高めるツール群をリリースすると発表した。特定の独立した新サービスを立ち上げるのではなく、非プログラミング業務向けAIエージェント機能「Claude Cowork」の機能を拡張し、弁護士や法務担当者が日常的に使うワークフローにAIを統合する。
今回の更新では、法律業界で普及しているソフトウェア20種類超との連携機能を追加。「DocuSign」や「Ironclad」といった契約管理システム、「iManage」や「NetDocuments」などの文書管理プラットフォーム、「Relativity」をはじめとする電子情報開示ツールなどとClaudeを直接接続できるようにした。
これにより、ユーザーが使い慣れた業務ソフトから離れることなく、案件に関連する文書や記録をClaudeに取り込み、条項の分析やリスク評価を迅速に実行できる環境を構築したという。
さらに、専門業務に特化した12種類の「プラグイン」も投入する。各プラグインは、商事法務、知的財産(IP)、プライバシー、M&Aといった特定の専門分野に最適化。導入時の設定を通じて各組織独自の対応指針(プレイブック)を学習するため、一般的な回答ではなく各チームの基準に即した実務的なアウトプットを生成するという。
さらに、これらすべてのツールはオープンプロトコルに基づいて構築しており、法律事務所や社内法務チームは、自らの業務スタイルに合わせて機能を柔軟にカスタマイズできるとしている。
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