現実世界を基に"動き回れる"仮想空間を生成 Googleの世界生成AI「Project Genie」にストリートビュー連携機能
米Googleは5月19日(現地時間)、汎用ワールドモデル「Project Genie」にストリートビューの位置情報機能を追加した。実在の場所の画像をベースに、AIが創造的な世界を生成できる新機能。Google AI Ultra(月額200ドル)の加入者向けにグローバル展開を開始する。
米Googleは5月19日(現地時間)、仮想世界のAI生成・探索技術「Project Genie」と、ストリートビューの連携を発表した。ストリートビューの実写画像とAIによる仮想世界の生成を組み合わせ、実在する場所を基にした仮想環境の探索を可能にした。
Project Genieは、汎用ワールドモデル「Genie 3」を活用し、テキストや画像から仮想世界を生成・探索できるサービスのプロトタイプ。一般的な動画生成AIと異なり、ユーザーの操作に応じて環境がリアルタイムに変化し続けるのが特徴だ。1月から米国の一部地域で試験提供している。
今回の新機能では、Project Genieでワールドを作成する際に、ストリートビューを基に実在の場所を参照可能になった。利用者はマップのピンをタップして米国内の場所を選択し、「砂漠の砂」や「石器時代」といったスタイルを指定。その後、好みの動物やコミックのヒーロー、クレイアニメのモンスターなど、配置したいキャラクターを指定すると、選択した場所をスタート地点として、その場所を舞台にした世界を生成する。
例えば、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジ周辺で「オーシャンワールド」スタイルを選択すれば、海底に沈んだ橋の周りを魚の群れとともにスキューバダイビングが可能だ。ほかにも、テキサス州のフォートワース・ストックヤードで「白黒フィルム」スタイルを選べば、1920年代のサルーンやクラシックカー、交易所が立ち並ぶ世界を見ることができる。
選べる場所は米国内の一部エリアに限られるが、今後対象地域を段階的に拡大する予定だ。
機能自体は世界中で利用可能で、AIサブスクリプション「Google AI Ultra」(月額200ドル)加入者向けに順次に提供する。
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