日立マクセルは、スウェーデンのAnotoが開発した電子ペン「アノトペン」と専用紙などのセット「デジタルペンセット(Starter Kit for PC)」を7月1日から同社直販サイト「m@Mart」で発売する。オープン価格で、実売予想価格は3万5000円前後。
ペンで専用紙に手書きした文字や図、絵などをそのままデジタルデータ化し、内蔵メモリに保存する。A4サイズで約40ページ分の情報を保存できるという。
保存したデータは、ペンとPCをUSB接続してPCに転送する。外出先でメモした情報を、帰ってからまとめてPCに転送する、といった使い方が可能だ。
PCに取り込んだデータは、同梱ソフトで編集可能。「Office」と連携する機能を備え、「Word」「PowerPoint」に貼り付けたり、「Outlook」で添付ファイルとしてメール送信も可能。システム手帳サイズの紙に書いた内容を、最大10件のメールアドレスに同時送信できる。
内蔵充電池で約2時間の連続筆記が可能。ペンのサイズは152(長さ)×25(幅)×20(奥行き)ミリで、重さは38グラム。PCの対応OSはWindows 2000/XP。
A4、A5の専用ノート1冊ずつと、6穴システム手帳サイズのメモ専用紙(100枚)が付属する。専用紙はm@Martで追加購入可能だ。
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日立製作所とAnoto ABは,アノトペンを使ったデジタルペン応用ソリューションを共同開発すると発表した。国内の電子行政分野で豊富な導入実績を持つ日立製作所の技術と,手書き情報を筆記と同時にデジタル化するAnoto ABのデジタルペン技術を生かして,行政機関への電子申請などに応用していくという。
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