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進化した光学手ブレ補正機能を搭載した310万画素12倍ズーム機――LUMIX DMC-FZ3夏のデジカメ特別企画(2/2 ページ)

常に新機種が発売されているデジタルカメラ。ここ数カ月の間にも注目製品が続々登場している。そこで、PCUPdateが注目するおすすめ機種を、分野別に紹介していくことにしたい。まずは「高倍率ズーム編」の第1弾として、松下電器産業の「LUMIX DMC-FZ3」を紹介しよう。

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強化された手ブレ補正機能

 FZ3のもっとも大きな特徴は手ブレ補正機能の強化である。FZ2の手ブレモードは、常に手ブレ補正を行うだけだが、FZ3は新たにシャッターを押す瞬間から手ブレを行う機能も装備された。

 常に手ブレ補正されていると、構図を決めている時でも手ブレ補正が行われる。このとき少しアングルを変えると、手ブレ補正機能により、液晶モニター上ではワンテンポ遅れて表示されるのだ。

 そこで通常時は手ブレ補正は行わず、シャッターを押して撮影する時だけ手ブレ補正を行うモードが追加されることで構図を決めやすくなった。

 また、手ブレ機能自体もも強化されており、これまではやや苦手だった動きの遅い手ブレが起きたときなどでもブレにくくなっている。


420ミリだと1/250秒でも手ブレしやすいはずだが、ほとんど手ブレしてない。飛び散る水しぶきや水煙もいい感じだ(オリジナル画像はこちら

同じ場所から35ミリにして撮影した。広角で撮影するといかに離れているかが分かるだろう(オリジナル画像はこちら

フォーカス速度と操作レスポンスの向上

 もう1つの大きな特徴は、全体的に動作が高速化されていることだ。まるでレンズ交換式デジタル一眼レフカメラのように、シャッターを押してから撮影されるまでの時間が短縮されている。シャッターを押してから撮影されるまでの時間が長くて、シャッターチャンスを逃すということはこれでなくなったと思う。

 これは望遠時や動きの速い被写体を撮るときでも同様である。試しに水の吹き上がるところを撮影したが、フォーカスが一瞬で合うため、思った瞬間を撮影できた。しかもフォーカス精度が高いことが分かる。


吹き上がる水を撮影してもフォーカスがしっかりと合っている。露出もほぼ適正だ。420ミリの望遠で手持ちで撮影した(オリジナル画像はこちら

同じ場所から35ミリで撮影した場合。このように水が吹き出る場所を撮影している(オリジナル画像はこちら

 FZ3は画素数や手ブレ補正機能が向上し、より使いやすくなったデジカメだ。手頃な価格帯なので、高倍率ズームを気軽に使いたいユーザーにはうってつけの機種だろう。

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