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「これなら液晶TVに負けない」――NEC三菱、高画質化回路+TV付き液晶ディスプレイ発表(2/3 ページ)
NEC三菱は、地上波TVチューナーを内蔵するマルチメディア液晶ディスプレイ「VISEO」シリーズ復活モデル「VISEO MDT191S」、デザインを一新した19/17インチ液晶ディスプレイ「ダイヤモンドクリスタ」シリーズ全5モデルを発表した。
応答速度8msの19インチパネルを搭載するダイヤモンドクリスタシリーズ
ダイヤモンドクリスタシリーズは、同Sシリーズ19インチモデルに応答速度8ms、輝度400カンデラ/平方メートル、コントラスト比700:1、左右視野角170度のスペックを持つ、光沢のある高反射タイプの液晶パネルを採用する。
一方、ビジネス向けモデルとなる同Vシリーズは、応答速度25ms、輝度230カンデラ/平方メートル、コントラスト比500:1のスペックを持つ液晶パネルを採用し、Sシリーズより1.5割ほど安価な価格設定とななる。
本体デザインは、au INFOBARのデザインで知られるNaoto Fukasawa Disign社によるもの。シンプル&ミニマムという従来からのコンセプトにやわらかさを加えた、あらゆる設置場所で自然に融合するデザインを目指したという。従来モデルから、19インチモデルで約10%、17インチモデルで約20%小型化・スリムベゼル化され、マルチパネル使用環境にも適するものとなっている。
「最近の液晶ディスプレイのデザインは、スリムベゼル化ばかりに注力しすぎて直線的で冷たすぎる印象となってしまっている。そのため今回のシリーズでは、従来からのコンセプトに“やわらかさ”を加えた」Naoto Fukasawa Disign代表 深澤直人氏
ダイヤモンドクリスタシリーズの主な仕様は以下の通り。
製品名 | ダイヤモンドクリスタ RDT195S | RDT195V |
液晶パネル | 19インチ | |
最大解像度 | 1280×1024ドット(SXGA) | |
視野角 | 上85度、下75度、左右170度(最大) | 上下176度、左右176度 |
輝度 | 400カンデラ/平方メートル | 230カンデラ/平方メートル |
コントラスト比 | 700:1 | 500:1 |
応答速度 | 8ms | 25ms |
搭載インタフェース | DVI-D×1、D-Sub×1 | |
消費電力 | 38ワット、待機時2ワット以下 | |
カラーラインアップ | ホワイト、ブラック | |
本体サイズ | 412.5(幅)×386.5-496.5(高さ)×220(奥行き)ミリ | |
重量 | 約6.8キロ(スタンド含む) | 7.5キロ(スタンド含む) |
発売 | 2004年12月上旬 | |
価格 | オープンプライス(予想実売価格:9万円以内) | オープンプライス(予想実売価格:7万5000円前後) |
製品名 | ダイヤモンドクリスタ RDT1710S | RDT1710V |
液晶パネル | 17インチ | |
最大解像度 | 1280×1024ドット(SXGA) | |
視野角 | 上85度、下75度、左右160度(最大) | |
輝度 | 300カンデラ/平方メートル | 250カンデラ/平方メートル |
コントラスト比 | 500:1 | |
応答速度 | 12ms | |
搭載インタフェース | DVI-D×1、D-Sub×1 | |
消費電力 | 36ワット、待機時2ワット以下 | |
カラーラインアップ | ホワイト、ブラック | |
本体サイズ | 367(幅)×362.5-472.5(高さ)×198(奥行き)ミリ | |
重量 | 約6.1キロ(スタンド含む) | |
発売 | 2004年11月下旬 | |
価格 | オープンプライス(予想実売価格:6万円以内) | オープンプライス(予想実売価格:5万円前後) |
「VISEO」シリーズ復活の理由と背景
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