ビギナーのみならずプロのサブ機でも超面白い――E-300（3/4 ページ）

オリンパスイメージングが満を持して発売した普及型デジタル一眼レフカメラが「E-300」だ。実売10万円を切っての登場は、オリンパスの本気度が高いことを感じさせる。安い、収納しやすい、そして何よりフルフレームトランスファ方式による広いダイナミックレンジに注目したい。

[山田彰一，ITmedia]

このようなシーンでもハイライト部に強い、また被写界深度が深い。　40-150　プログラムオート　F8　 1/640　ISO100

ESP測光が中央部に引っ張られることを意識して、意地悪な撮り方をした。真ん中暗く、下の白い花がどう出るか、という意図なのだが、ちゃんと階調が出た。14-45 プログラムオート　F10 1/250　ISO100

発色はオリンパスらしくナチュラルで好感が持てる。ZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6 プログラムオート F4.6 1/40秒 ISO100

ZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6 プログラムオート F9 1/250 ISO100

シャドウ部も深い印象だ。ZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6 スポット測光 F11 1/1000秒 ISO100

余談だが、上の写真の一番左の着物のブルーグリーン、なかなかデジタルではそのまま出てくれない色だ。その点E-300とて例外ではなかった。下の写真が撮ったままカットである。上の写真はPhotoshopで調整して現物の色に近づけた

　今回、送られてきた純正ストロボFL36を装着、内蔵ストロボとのとの2灯撮影を試みて、メーカーが言うところの効果を実証してみた。

この状態で2灯発光。普通のマンションの一室で天井は壁と同じオフホワイトのクロス張り

内蔵ストロボのみの撮影。プログラムオート F5.6 1/80秒

内蔵ストロボ＋FL36の天井バウンス。F5.1 1/80秒になった

テスト作例