レビュー
きょうはECS「PF88」で「A9S」に差したAthlon 64の性能に注目してみた:マザーボード(4/5 ページ)
AGP ExpressやPCI Express Liteなどなど「掟破り」のスロットを搭載するマザーといえばECS。そのECSが生み出した「Elite Bus」は1枚のマザーでPentium 4もAthlon 64も使えるようにするという。今回は、まもなく登場する「変則マザー」の実態に迫ってみた。
気になるElite Bus&A9Sのパフォーマンスは?
Socket939マザー比較のテスト環境 | |
CPU | Athlon 64 3500+ |
メモリ | PC3200 512Mバイト×2(バスは2ch) |
ビデオ | GeForce 6600GT |
HDD | 日立GST Deskstar 160Gバイト/7200rpm/Ultra ATA |
OS | Windows XP Professional(英語版) |
ServicePack2、DirectX9c |
グラフからも分かるように、Elite Busに差したA9Sを介して動作しているPF88のパフォーマンスは、nForce4 SLIマザーとほとんど変わらない。以前、AGP ExpressやPCI Express Liteといった独自バスがパフォーマンスに与えていた影響から思うに、「Elite Busもパフォーマンスが落ちるのでは?」と予測していたが、まったくそんな気配はなく、PF88とA9Sの組み合わせは、逆にわずかながらも良好な成績を残している。
ただし、こちらのテストでもPCMark04のHDDはPF88が大きく下回っている。LGA775環境で比較した場合も同じ結果となっているので、MoTIOL 1GからSiS 965までのパフォーマンスがnForce 4に比べて低くなっている可能性が考えられる。
PF88とElite Busの存在理由とは
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