Pentium D 830バルクもアキバ登場――その裏にあった“涙ぐましい奔走劇”：週末アキバPick UP！（2/4 ページ）

アキバ各ショップに入荷された、発売ほやほやの新製品をITmediaアキバ取材班が調査、注目商品をピックアップしていく「週末アキバPick UP！」。今週のキーワードは「Pentium Dバルク」「RADEON9800シリーズ打ち止め？」「“ひもつき君”パートII」「今、売りドキ？なCPU」だ！

[古田雄介（アバンギャルド）＆ITmediaアキバ取材班，ITmedia] PC用表示関連情報

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1年前のハイエンドが安価となり再発売

　今週木曜、アキバ各ショップにRADEON 9800 XT搭載グラフィックスカード、JETWAY「98XT-AD-256D」が入荷した。価格は2万から2万2000円。在庫はやや少数だが、販売されていたショップは多く、週末に足を運べば入手できる可能性は高い。

JETWAY「98XT-AD-256D」

　98XT-AD-256Dは、AGP x8対応のRADEON 9800 XT搭載グラフィックスカードで、動作クロックは412MHz、GDDR3 256Mバイトを搭載する。搭載インターフェースはアナログD-SubとDVI-I、TV-OUT。

　RADEON X800シリーズが登場するまで最上位モデルであった同機が、かなり低価格で新たに発売されたことについて、某ショップは「噂によるとATIが6月に決算を迎えるらしく、そのため在庫されていたGPUを安くカードベンダーに流した可能性がありますね」と推測する。

　さらには「RADEON 9800シリーズを終息させるための前準備ともとらえられます。どちらにせよ、そこそこ高性能なグラフィックスカードが安価に入手できるのはユーザーにとってはうれしいことだと思います。今が買い時かもしれませんね」と話す店員氏もいた。