台北世貿中心展覧大楼二楼でマザーボードとグラフィックスカードをチェック──Mac mini似ベアボーン付:今週はCOMPUTEX TAIPEI 2005で四苦八苦した(3/3 ページ)
直前(もしくは開催当日)に発表されたチップセット搭載マザーとすでに市販済みのグラフィックスカードで埋まる今年のHall 2。しかし、さすがはCOMPUTEX TAIPEI。各ベンダーが工夫を凝らしたユニークなパーツも登場した。ここでは、そんな「気になる」マザーとグラフィックスカードを紹介。あ、例のベアボーンも「もちろん」収録。
ベアボーンのキーワードは「Mac mini似」「Pentium M」「ニューデザイン」
ベアボーンキットで注目を集めているAOpenが展示した超小型キット。Socket 479を実装したIntel 915GMマザーを基幹とした構成で、CPUは動作クロック1.60GHzまでのPentium Mを搭載可能。メモリはPC3200を最大1Gバイトまで実装できる。
気になるサイズは幅150×奥行き150×高さ50ミリ。電源はノートPCのようにACアダプタを介して供給される。一見ファンレスに見えるが、筐体内部にCPUクーラーファンと筐体内エアフロー用ファンが組み込まれている。
搭載する光学ドライブ(スロットインタイプ)や無線LANの構成によって価格が変動するが、DVD±RWドライブにIEEE 802.11a/b/gをサポートする最上位構成で699ドル(台湾ドルでないことに注意)、最小構成で499ドルになる予定。日本への出荷は9月末、もしくは10月になる見込みだ。
ASUSが展示していたベアボーンではPentium Mに対応した「S-presso Pentium M」に注目。見た目は従来の「Intek 865G搭載ベアボーン」のS-PressoにCPUソケット変換アダプタ「CT-479」を取り付けただけだが、「CT-479で必須条件の“BIOS容量8Mバイト”を満たすために改良を加えている」(ASUSスタッフ) とのこと。
ミニコンポ風のインジケータデザインで人気のMSIベアボーンも新製品を展示。「MEGA mPC 915」の名称のとおり、LGA775を実装したIntel 915G搭載マザー(フォームファクターはMSIオリジナルになるらしい)をメインに構成。CPUは動作クロック3.6GHzのPentium 4まで搭載可能。メモリはPC3200/最大2Gバイト、PCI Express x16スロットを1つ用意し、IEEE 802.11gをサポートする予定だ。
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