デュアル7800 GTX搭載製品投入も示唆──GeForce 7800 GTX展示イベント「NVIDIA EXPERIENCE DAY」:週末アキバPick UP!(2/2 ページ)
NVIDIA主催の製品展示イベント「NVIDIA EXPERIENCE DAY」が秋葉原ダイビルコンベンションホールで開催された。GeForce 7800 GTXの性能を紹介する各ベンダーの製品デモのほか、デュアルGeForce 7800 GTX搭載製品やGPU用クーラー、AGP−PCI Express変換カードなど今後登場予定の関連パーツも注目どころの1つだ。
デュアルGeForce 7800 GTX搭載のグラフィックスカード投入も示唆
また、グラフィックスカード1枚にGPUを2基搭載する「GV-3D1」シリーズのようなデュアルGPU製品に関しても今後予定を聞くことができた。まずはGeForce 6800 GTを2基搭載の製品を飛ばし、いきなりGeForce 7800 GTXを2基搭載したデュアルGPUグラフィックスカードの投入を予定しているとのこと。投入時期や価格などは現段階では未定となっている。
また、デュアルGPU製品の中でもコストパフォーマンスの優れた「GV-3D1-XL」の単体投入が予定されており、こちらも現在発売検討とのことだ。
なお今回は、GeForce 7800 GTXを中心とする製品展示イベントということで、各メーカーともすでに発売を開始している製品の展示が主だったため、とりわけ目新しい製品はあまり見かけられなかったが、その中でもやや注目となるのが、Albatronブースで説明POPのみが展示されていた「ATOP」なる製品だ。
ATOPは、AGP x8をPCI Express x16に変換するというブリッジボード。会場では動作デモなどの展示はなされていなかったが、アキバ各ショップでは今週にも発売が開始されるという話だ。
各パーツベンダー説明員にGeForce 7800 GTX搭載製品の意気込みや手応えなどを聞いてみると、いずれのメーカーも前モデルのGeForce 6800 GT搭載製品と比べて、大幅な性能向上と発熱量低下といったことが聞かれ、GPUそのもののメリットももちろんだが、それを活用した自社製品に対しても自信のほどが伺える。
性能に関しては、旧モデルとなるGeForce 6800 GTボードをSLI接続で使用した場合と比較すると、GeForce 7800 GTX搭載製品を単体で使用した場合の方が高速に動作する製品だと多くのメーカーが口を揃える。また、発熱量が減ったことからファン回転数もそれだけ低くでき、静音化にも大きく貢献するようで、よりこだわるハイエンドコンシューマユーザーを中心にその効果を訴求していきたいとしている。
ただしベンダーによってはGPU供給不足を訴えているところもあり、販売したくてもチップがないため生産ができないと愚痴をこぼすところもあった。またGeForce 7800 GTX搭載製品は製品価格もやや高価であるため、より安価傾向となると予想され、ターゲットユーザーを広めに設定できる未発表の下位モデル「GeForce 7800 GT」の早期登場を期待しているベンダーも多いようだ。
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