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「ポチっ」と簡単バックアップ──超小型軽量モバイルHDD「HDMX-SU」を試す(4/4 ページ)

簡単に扱えるUSBメモリ、かたや、やや大きく重いが大容量のデータに対応する外付けHDD。これらのよいところ取りをしたのが1.8インチHDD内蔵のモバイルHDD製品だ。今回は、20Gバイトモデルで1万円台前半から用意されるアイ・オー「HDMX-SU」シリーズを試用してみた。

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速度も2.5インチドライブモデルとさほど変わらず、という印象

 本機に搭載されていたHDDは、東芝製1.8インチモデル「MK2006GAL」。4200rpmで2Mバイトバッファ搭載モデルとなる。

 そこで、手持ちのUSB接続2.5インチHDD(東芝「MK4018GAS」搭載 40Gバイト・4200rpm・2Mバイトバッファ)、同じくUSB接続の3.5インチ外付けHDD(バッファロー「HD-H160IBU2」 160Gバイト・7200rpm)、Ultra ATA接続の3.5インチ内蔵HDD(マックストア「DiamondMax Plus 9 6Y160P0」 160Gバイト・7200rpm・8Mバイトキャッシュ)を用意し、FDBENCHによる速度比較を行ってみた。それぞれのブリッジチップ性能の違いなども大いにあるので厳密な比較ではないが、参考として見て欲しい。

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FDBENCHによる速度比較

 さすがに3.5インチHDDを搭載する製品と比べるとやはりやや見劣りするが、ベンチ結果を見る限り、そして体感的にも2.5インチHDDモデルとはそれほど差がない印象だった。そもそも1.8インチドライブのため絶対的な高速さを期待するものではないとは思うが、逆に1.8インチドライブだから遅いということでもないといえそうだ。

iPod miniほどのサイズで、かつ1万円台20Gバイトということは……

 最近はデータの持ち運びというと、同じように気軽に使えるUSBメモリを活用する人は多いだろう。USBメモリもバイト単価が安くなってきてはいるが、1Gバイト以上の容量となるとそれなりに価格は跳ね上がる。ましてや10Gバイト単位のものはない。

 HDMX-SUシリーズは、実売価格で1万3000円前後より導入できることから、バイト単価で換算するとUSBメモリよりコストパフォーマンスは格段によいし、バスパワー駆動にも対応するため手軽さの面でも大きく見劣る部分は少ない。

 特徴の1つとなる「ポチっと」ボタンも、当初は「それいらないからもっと小型に、そして安くして欲しいなぁ」とも思ったが、本機導入にあたっては確実にバックアップという用途で活用することがほとんどであるため、使ってみるとやはり大いに便利なのである。

 バンドルされるセキュリティ製品も活用することで、たとえば、オフィスと自宅など複数台のPCを併用し、USBメモリではちょっと容量が少ないなぁと思ったことがあるようなユーザー全般にお勧めの製品といえよう。

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