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第2回 大人買いPCのトホホな顛末:悪あがき編プレイバック“大人買い” 2005(1/2 ページ)

アイデンティティは“轟音”──大人買いPCは、慢性的になんらかの悩みを抱えさせ、都度出費を強いるPCなのであった。ヤツ負けたある冬の日、「言いなりになってたまるか」と悪あがきを開始するのであった。

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やはりがまんできない──言いなりになってたまるか

 轟音をアイデンティティとする大人買いPC。そのケースファンをフル稼働させることにしたわけだが、狭い部屋では動作音がやかましすぎる。当初より分かっていたことだが、やはりがまんできない。

 言いなりになってたまるか。

 ケースファンを使わず熱がこもらないような工夫をすればいいわけだ。ふと見渡すと、いつの日か購入した小型扇風機が目に入った。サイドパネルを解放し、直接これで風を当てて冷やすことにればいいのではないだろうか。

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見た目はおバカだが、CPUやHDDの温度は、5つのケースファンを動かしているときよりも気持ち低くなった。なお扇風機の動作音は高音をほとんど感じないので、耳にもやさしいのである。

 扇風機の風量を最大にしても、動作音はたいしたことない。これで、心おきなく轟音ファンを止めることができるといえよう。見た目のおバカさはかなり増えたが、それも轟音の拷問に比べれば些細なことだ。なお朝起きた後など、PCを起動しても扇風機の電源を入れるのを忘れて、肝を冷やすことも何度かあった。ヤツもそのような隙を狙っているに違いない。

 もちろんサイドパネルを解放することによるデメリットはある。まず、通常よりもほこりが進入しやすくなってしまうこと。CPUファン周りにすぐほこりがまとわりつくのが分かる。これは、都度ブロワーで吹き飛ばすことにするわけだが、逆に開けっぱなしですぐ気がつくため、ふとケースを開けてみると“ほこりびっしり”ということにもなっていない、とポジティブに考えたい。

 次に、CPUファンやHDDの動作音がダイレクトに聞こえること。パネル越しなら気にならなくても解放していると、きぃーんといった高音がやや耳障りに感じるようになる。

いくつかの悪あがきと妄想・工作

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