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第2回 大人買いPCのトホホな顛末:悪あがき編プレイバック“大人買い” 2005(2/2 ページ)

アイデンティティは“轟音”──大人買いPCは、慢性的になんらかの悩みを抱えさせ、都度出費を強いるPCなのであった。ヤツ負けたある冬の日、「言いなりになってたまるか」と悪あがきを開始するのであった。

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いくつかの悪あがきと妄想・工作

 それならば扇風機よりも静かで、見ためも幾分まともな空気清浄機を用いて、強制的に空気を送り込むような仕掛けを作ってみた。蛇腹ホースで、ケース背面の穴から導風するという感じだ。しかし、適当に作ったので蛇腹ホースと吹き出し口、ケース部分含めてそれほど密閉度がなく、エアフローがたいして確保できなかったのでとりあえずは失敗してしまった。

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空気清浄機って結構デカいんだけど、ヤツと比べるとそれほどでもない
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清浄済みエア吹き出し口に蛇腹ホースを接続し、
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とりあえず適当な穴が空いていた、背面ファン部分に繋げる。最近のケースのハヤリである、側面パッシブダクト搭載ケースなんかだと結構効果的なのではないかと考えられる。金庫ケース側面に穴でもブチ開けてみようか

 ただし空気清浄機ではなく、冷風機や窓クーラーなど小型のエアコンを用いて、吹き出し/吸い込みもろとも循環させると何かもっと効果がありそうだ。冷気を蛇腹ホース経由でどこかから入れて、別の出口から吸い出すといった感じ。排水をどうするかが微妙なところだが、いつかはチャレンジしてみよう。


 さておき、PC向けのコンパクトエアコンさえあればこんな苦労はしないのにと考えはじめてたところ、2000年頃に登場した冷蔵庫的仕組みの冷却システムを搭載するPCケース「VapoChill Socket」がふと頭に浮かんだ。しかし、さすがに「GHS-1500」ほどのスペックを持つケースではない。そもそもGHS-1500を捨てたら“大人買いPC”ではなくなってしまうではないか。

 とか思っていたら、先日、ペルチェ素子による冷却機構備えた5インチベイ搭載型のエアコンキット「PC AirCon PAC 400」が登場した。5インチベイに搭載できるので、導入も手軽そう。5インチベイの空きはまだ4段もあるので、増設の余地は当然ある。もちろん1台では足りない気がするので、複数台搭載したいところだが、高いんだよなぁ結構これ(当時、1台1万7000円前後)。

 そんな、ちょっと悩んだ2005年初頭。

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Waffer「PC AirCon PAC 400」。価格は1万7000円前後。
出費YAMAZEN製卓上扇風機約2000円(*)
三菱電機製空気清浄機「MA-803」約3万5000円(*)
蛇腹ホース80センチ800円
両面テープ・ガムテープなど数百円
ダメージ騒音による作業効率低下、ほこり掃除・工作による疲労
(* 大人買いPCのためだけに購入したものではありませんが)

(続く)

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