じつは“訳あり”、でも980円──激安なHDDヒートシンクの効果はいかに:週末アキバPick UP!レビュー(2/2 ページ)
アキバに登場したこだわりパーツをとりあえず試す「週末アキバPick UP!レビュー」。今回は、今夏“訳あり”で限定数入荷されたという激安HDDヒートシンクをチェックした。
ファン搭載で最大約9度冷える──しかも価格は980円
HDDの表面温度をいくつかのパターンで計測してみた。HDDへの負荷は全ファイルを対象(ファイルまたはフォルダの名前:*.*)にし、含まれる文字列に適当な文字を入れたファイル検索を、同時に約70Mバイトの適当なMPEG-2ファイルを20分間連続動作させた直後の温度を比較している。室内温度は24度。ちなみに、搭載ケースにはフロントファンやケースファン、パッシブダクトなどは付けておらず、排熱は電源ファンのみとなっている。
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パターン1と2を見比べると、上下に空きスペースがない状況でも結構冷えている。さらにはヒートシンク上のベイを空けてみるとさらに2度ほど低下した。また、ファンを搭載するとその冷却効果は数値でもはっきりと出ており、どちらの状況でも32度前後と9度弱も温度が下がった。設置なし状態からこれだけ下がるということは結構な効果があるといえそうだ。
このノーブランドHDDヒートシンク、前述の理由があるにせよ価格は980円という安価さ。入荷当時はかなり大量に入荷されていたが、現在はこんな時期での紹介で恐縮だがほぼ売り切れてしまっている(2005年9月28日現在、クレバリー1号店に10個ほど残っていることを確認)。
この手のHDDヒートシンクは上からかぶせるだけなので静音効果はそれほどないかもしれないが(もちろん5インチベイ搭載にすることで、やわな3.5インチベイ搭載ケースユーザーであれば、共振による騒音発生の可能性が減るかもということもあり得るが)、とはいえやはり結構冷えるということが分かった。次回このようなデモノが登場した時には、持っているHDDぶんをまとめ買いしておくことをお勧めしたい。
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