TV＋ワイド液晶搭載の“グッドバランス”ノート──シャープ「Mebius PC-WA70K」（2/6 ページ）

購入しやすい価格帯で、やや大型のワイド液晶＋TV機能を備える、家庭内用途にちょうどよいものを──シャープ「Mebius WA」シリーズはそのようなユーザーがターゲットになる。今回はこのMebius WAを試用してみた。

[石川ひさよし，ITmedia]

動作音も静かで快適。前面にUSB／IEEE1394を備えるなど使い勝手もよい

　本体サイズは、約354（幅）×252（奥行き）×27.8-33.0（高さ）ミリ、重量約2.8キロで、15.4インチワイド液晶搭載モデルとしては2005年10月現在、クラス最少を謳っている。

　本体サイズで3キロ以下ということから、家庭内における部屋から部屋への移動といった用途で使用するユーザーであれば、ほとんど苦労なくなく取り扱いができると思われる。ちなみに付属ACアダプタもこのクラスのモデルのわりにはコンパクトな印象で、本体同様に持ち運びに不便なイメージはない。もちろん常時持ち歩くといったモバイル用途にはさすがに向くとはいえず、バッテリー駆動時間もカタログ値で1.7時間程度となっている。

この手のモデルにしてはコンパクトなACアダプタ

　搭載インタフェースには、基本的には家庭内用途においておおよそ必要とされるインタフェースは揃っている。使いやすいと思ったところとして、マイク・ヘッドフォン、USB2.0、IEEE1394端子が、本体側面ではなく、前面に用意されているところ。据え置きで利用する機会の多いと思われるモデルにとっては、デスクトップモデルと同様にことさら抜き差し機会の多いインタフェースはフロントにあるのが便利だ。

本体左側に外部ディスプレイ出力やTVアンテナ入力端子、LAN端子、PCカードスロットなどがある。排熱部もこちら側に備わる（上）、本体右側は2層DVD±R記録対応DVDスーパーマルチドライブが備わる（下）

本体前面にマイク・ヘッドフォン端子のほか、IEEE1394とUSB2.0が1ポートずつ備わる（上）、本体背面はUSB×2、ACアダプタ端子、ケンジントンロックポートが備わる（下）

　なお、動作は非常に静かで快適。重い処理を行うなどCPU含めたシステムの温度が上昇したときのみファンが回転するようになっているようだ。ただしそれだけに、オン／オフ時の動作音の違いが結構気になるとも若干だが感じた。ファン動作が開始される温度は高めに設定されているようで機会は少ないとも思われるので、気にならない人は気にならないのかもしれないが。

ワイドボディを活かした、ゆったりとしたキーレイアウト