TV＋ワイド液晶搭載の“グッドバランス”ノート──シャープ「Mebius PC-WA70K」（3/6 ページ）

購入しやすい価格帯で、やや大型のワイド液晶＋TV機能を備える、家庭内用途にちょうどよいものを──シャープ「Mebius WA」シリーズはそのようなユーザーがターゲットになる。今回はこのMebius WAを試用してみた。

[石川ひさよし，ITmedia]

ワイドボディを活かした、ゆったりとしたキーレイアウト

　キーボードは15.4インチワイド液晶搭載モデルなだけに、キーピッチ19ミリ、ストローク3ミリとなる一般的で窮屈のないレイアウトとなっている。なおそのワイドボディを活かして右Shift、Enter、BackSpaceなどのキーが大きく、打ちやすい。

キーボードは右側のキーが大きく、窮屈さはない

　キー押下時の感触はやや柔らかい傾向で、タッチパッドの左右クリックボタンも軽めのクリック感となっている。やや感触的に物足りない印象も受けたが、このあたりは好みと慣れかもしれず、長時間の操作時であっても疲労しにくいといった効果もありそうだ。タッチパッドにはとく色分けされていたり、区切りラインが引かれてはいないが、右側にてホイール機能が行えるタイプとなっている。

　搭載HDDは2.5インチの80Gバイトモデル。OSやアプリケーション領域、基本的な文書データ保存もあるとして、録画に利用できる領域は最大でその半分くらいと見ておくのがよいだろう。

　そのため“録画したら書き出す”使い方も多くなると思われる。光学ドライブには2層DVD±R記録にも対応するDVDスーパーマルチドライブが採用されている。DVD±R/RW、DVD±R DL、DVD-RAMの記録に対応しており、現行のDVD規格のほとんどを気にせず利用できる。

　もちろんTV録画を中心に行う場合には、IEEE1394とUSB2.0が3基搭載されていることから、外付けHDDなどをあらかじめ用意しておけばよいともいえる。

HDDは、一般的なUltra ATA/100インタフェースの2.5インチドライブを採用している

管理アプリは便利だが、録画ユーティリティの統合が望まれる