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倉庫の奥でベンチをまわす──きょうは「アクリルまな板」で幸せをつかんだPCケース?(3/4 ページ)

ITmediaのオフィスは丸の内にある。世界に冠たるオフィス街の倉庫の片隅で昼となく夜となくベンチを回しつづける男がいた。その男が使っているPCケースは……、段ボールだったのである。

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 マザー、メモリ、グラフィックスカード、電源ユニットと、ここまでは何も考えることもなく作業が進む。次は光学ドライブとHDDだ、というところで手が止まった。「うーんと、どこに取り付ければいいのかな?」

 光学ドライブは左手に見える「枠」の間にぴったりと収まりそうな雰囲気。これはすぐに気がつく。ただ、そこにどのように「固定」すればいいかチト迷う。ドライブの左右をはさむ「枠」には取り付け用のネジ穴、というよりは組み立て家具でよくある「棚パネルをはめ込む穴」が用意されている。

 「とっかえひっかえ」が信条のまな板としては、ネジより棚に載せるほうが何かと便利。しかし、パッケージには棚用のパネルが用意されていない。むむーん、ということで、そのままべたっ、と光学ドライブは置いてしまおう。


光学ドライブはべたっ、と置いてみた。そのうえをぐるっとIDEケーブルがのたうちまわる

 問題なのがHDD。スペース的には、光学ドライブの上に積み重ねたいところだが、そのまま載せると「熱」で動作が不安定になる(経験済み)。そういう意味では「棚」がほしいところだ。しかし、ないものはない。どうやらオプションでも用意されていないようだ。さて、どうしよう。

 ここで気になるのが、手前右隅にある「可動式」のパネルパーツだ。手前に引き出して「テーブル」のような形状になる。ここまで、マニュアルも何も見ることなく「本能と勘」で作業を進めてきたが、その「勘」はこの「テーブル」がクサイとにらんだ。


これは……


こ、こういうことでありますか?

 ブッブー。それは「勘違い」である。資料をよく見ると、ここにHDDを「ぶら下げる」ようになっているのだ。「ええっ、それはまた斬新なアイデアですね」と驚きながら、パネルにHDDを取り付ける。


HDDは2台まで取り付け可能

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