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ハイエンドに匹敵する機能と性能を備えたミドルクラスの複合機――PIXUS MP800(2/4 ページ)

キヤノンの「PIXUS MP800」は、最上位モデル「PIXUS MP950」の1つ下に位置する複合機だ。プリントエンジンとCCDのスペックが落ちるものの、機能と性能は肩を並べる。価格面も含めて、今年の売れ筋になりそうな注目度の高いモデルだ。

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スタンドアロン機能と操作性はPIXUS MP950とほぼ同じ

 筐体デザインでMP950と異なるのは、液晶モニタと操作パネルの位置だ。MP950は原稿カバーの上面に液晶モニタと操作パネルを設けているが、MP800は操作パネルが前方にせり出した一般的なスタイルをしている。

 液晶モニタは3.5インチで、MP950の3.6インチよりわずかに小さいものの、感覚的にはほとんど同じだ。視野角が狭いのも共通だが、MP800の液晶モニタは上下のチルト角が大きいため、視点の高さに合わせて見やすい角度に調整できる。この点に関しては、MP950より融通が利く。

 給紙機構にはマルチペーパーハンドリングを採用し、前面カセットと後面フィーダの2way給紙や自動両面印刷を備える。CD/DVDレーベル印刷用のトレイガイドも内蔵するので、付属のCD/DVDトレイを前面からスムーズにセットできる。

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メモリカードスロットは本体正面に向かって右側。xDピクチャーカードにアダプタが必要なのも、MP950と変わらない。メモリカードスロットの下には、PictBridge用のUSBコネクタと、赤外線通信用の受光部がある

 操作パネルのボタン類と液晶メニュー、およびスタンドアロン機能は、MP950とほとんど同じだ。MP950が持つ機能の中でMP800にないのは、メモリカードの画像と手書き文字/イラストを合成して印刷する「手書きナビ」機能くらいである。スタンドアロン機能の詳細はMP950のレビューで述べているので、そちらをご覧いただきたい。

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