クールでスリム、あるいは超豪華+レーザーか──ロジクールのキーボード+マウスセット新モデル2種を試す:キーボード&マウス(3/6 ページ)
劇的に進化した──というものではないが、毎年細かなユーザーニーズを多く反映し、進化するキーボードとマウス製品群。今回はその2005年モデルうち、ロジクールの「Cordless Desktop S510」「Cordless Desktop MX3000 Laser」というキーボード&マウスセットパッケージの2モデルを試用してみた。
左右対称デザインの1000dpi光学マウス
マウスは、ロジクール製品だけあって伝統のスクロール操作毎に「カコカコカコ」と感触がある縦スクロールホイールと、カチッとしっかりしたクリック感が得られるホイールボタンを採用するタイプとなっている。3ボタンタイプであるため、カスタマイズ項目はほぼないが、シンプルなデザインは広く一般に受け入れられると思われる。
ちなみにキーボード、マウスともにバッテリー残量計が搭載されており、電池残量が少なくなると通知してくれる。
なおユーティリティツールのSetPointでは、「マウスのゲーム設定」という項目も用意されている。筆者はあまりシビアなマウス操作を要するゲームは行わないので安易な感想は控えるが、この設定により有効にすることで、通常利用時とゲーム時とで、別々に加速や速度、ボタンの割り当てが行えるなどかなり細かい設定が可能だ。
薄型であってもキータッチはそこそこ“しっかり”。2.4GHz帯無線採用モデルが望まれる
S-510のキータッチは、薄型であってもノート用キーではなくデスクトップ用キーを用いているため、ストロークもしっかりしているのが好印象だ。反発力はそれほど高くないものの「押した」「戻った」という感触は比較的しっかり得られるほか、わずかだがカチャッとした音もするのが筆者好みである。先に述べたウィンドウズキーからアプリケーションキーまでの間がやや狭く、左詰めである点は最初のうち戸惑ったが、慣れという要素もあるだろう。
メディアコントロールボタンもこの程度に抑えてあれば、ほかの機能にカスタマイズしてもまず混乱しない。ちなみにちょっと(とはいっても1メートルほどの距離だが)PCから離れ、膝上に乗せて操作してみてもなかなかしっくり来る重さと、メディアコントロールの操作性が体感できる。これならば、2.4GHz帯無線などを採用する到達距離範囲を広くしたモデルの登場も望ましいと思うのである。
ワイヤレスレシーバーは、キーボードとマウス用のものが一体になっている。マウスとキーボードを個別に購入するよりもデスク上がすっきりすることは間違いない。これは、下記で述べるCordless Desktop MX3000 Laser含めて、セットモデルのメリットの1つであるといえる。
どっしり構える、レーザーマウス付きのハイエンドモデル「MX-3000」
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