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5分で分かった気になる、11月のアキバ事情2005年11月(4/4 ページ)

11月のアキバは、店頭のデモ機やイベントからしばらく間が空いた「ちょっと前の注目製品」がさりげなく本格登場した月だった。なおDVDドライブの過当競争はますます進み、ちょっとした珍事が発生したりもした。また、数年前からトレンドが変わった傾向のあるオーバークロック事情の現在を探ってみた。

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そのほか、さりげなくお得な/かつニッチな11月の新製品

 ソフトウェアのバージョンアップや、前モデルからマイナーチェンジをしたくらいの製品は、アキバでは新入荷、かつそもそもよい製品でありながらも、あまり話題にならないこともある。

 11月第2週、アキバ各ショップにクリエイティブメディアによるE-MU Systems製デジタルオーディオシステム「Creative Professional E-MU 0404」が再入荷した。従来タイプから付属アプリケーションが変更され、価格は9800円のまま据え置きにて販売されている。

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クリエイティブメディア「Creative Professional E-MU 0404」

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 E-MU 0404は、S/N比116デシベルにてゼロレインテシーミキシングやモニタリング、各出力へのルーティングやエフェクトなどの処理が行える高性能E-DSPチップを備えるオーディオインタフェースカード。新しいバージョンでは作曲ソフトやプラグインエフェクト、シンセサイザーなど、6種類のソフトが追加された。

 入荷したクレバリー1号店は「付属ソフトだけでも9800円の価値ありです。ハードウェアに変更がないので目立ちにくいのですが、かなりお買い得になったので音響系こだわりユーザーにお勧めです」と話す。

 また、USER'S SIDE秋葉原本店には、11月第三週にBlackmagic Designのプロ仕様ビデオキャプチャーカード「DeckLink HD Pro DualLink」が入荷していた。

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Blackmagic Design「DeckLink HD Pro DualLink」

 DeckLink HD Pro DualLinkは、HD映像ソースを無圧縮で取り込み、編集できるプロ仕様ビデオキャプチャーカード。PCI-X接続タイプにて、プロ用としてもハイクラスな12ビットのデュアルリンクに対応する。価格は26万2500円。

 「プロ向けで充分活躍できるスペックなのですが、個人でもどうにか手が出せる価格まで抑えているのが魅力です。自主制作映画といった用途など、とことん本格的に造り込めますよ」という。

 個人用途では非常にニッチなアイテムとなるが、少し前までカード1枚で100万円台が当たり前だった分野だけに、値頃なのは確か。このあたりもニッチにも対応できるアキバならではといえそうだ。

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