カーボンファイバーボディ採用で軽量化を実現した未発表ノート「VAIO SZ Series Notebook」:2006 International CES(1/2 ページ)
CESのソニーブースに展示されていた、未発表モデル「VAIO SZ Series Notebook」は、カーボンファイバーボディを採用する魅力的なモバイルノートだった。デザインや質感は、まさに「VAIO type 505 EXTREME」の再来といえる。
ソニーブースに、日本未発表の新型VAIO「VAIO SZ Series Notebook」(以下VAIO SZ)が展示されていたのは既報のとおり。最大解像度1280×800ドットの13.3インチワイド液晶、DVDスーパーマルチドライブを搭載しながら、重量は約3ポンド(約1.36キロ)をやや超えるほど。厚さ約0.9インチ(約22.8ミリ)と薄型で軽量な筐体を実現したモバイルノートだ。日本で1月6日に発表されたVAIO type Sの発展モデルと考えていいだろう。(追記:その後、米国ソニーから出されたリリースには、重さ4ポンド以下と記載されている)
ブースに展示されていたのは、筐体に「VAIO type 505 EXTREME」で採用されたカーボンファイバー素材を採用して軽量化を実現した「VAIO SZ Premium model」という製品。13.3インチワイド液晶ディスプレイを搭載する2スピンドルノートで、重さ1.4キロ程度というのは、非常に軽い部類に入る。
実際に持ってみても、このサイズからは想像もつかないような軽さである。ちなみに、スタッフの説明ではカーボンファイバー素材を採用しないモデルは「VAIO SZ」となるそうだ。
搭載CPUは、Intel Core Duo T2400(動作クロック1.83GHz)。マシンには「Centrino Duo」ロゴのステッカーが貼られており、チップセットはIntel 945GM、無線LANには802.11 a/b/g対応のIntel PRO/Wireless 3945ABGが採用されている。
Intel 945GMには、グラフィック機能である「Intel GMA 950」が内蔵されているが、VAIO SZには別に「GeForce 7400 GO」も搭載されている。キーボード上部に用意されているスライドスイッチを使ってグラフィックスコアを切り替えられる機能が組み込まれているのだ。
パフォーマンス重視ではスイッチを「SPEED」側にセットすることでGeForce 7400 GOが、バッテリー重視でもスイッチを「STAMINA」側にセットすることでIntel GMA 950がそれぞれ認識される。
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