新Mac miniを分解して、見た!:フォトレビュー(1/2 ページ)
アップルコンピュータが3月1日に発表した新Mac miniだが、即日出荷が開始されている。編集部でも実機を入手できたので、早速中身を見ていこう。
本体サイズは従来機と同じでコンパクト
新Mac miniはアーキテクチャを一新して、インテルCPUを採用したのが特徴だ。もっともボディサイズに変更はなく、165.1(幅)×165.1(奥行き)×52.8(高さ)ミリ、容積1.44リットルというコンパクトなボディは健在。天面をポリカーボネート、側面を酸化処理されたマグネシウム合金で囲み、底面にラバーを貼り付けた構造も同様である。パッと見ただけでは、従来機とまったく区別が付かないほどだ。なお、今回は比較用に初代Mac miniの上位機M9687J/Aを用意した。
一方で、背面のコネクタには大きく手が加えられている。まず、USBポートが2基から4基に倍増し、ライン入力と共用で光デジタル音声入力端子が加わった。あわせてヘッドフォンが光デジタル音声出力と共用に変更されたほか、排気口の切り欠きが2/3に減り、FAXモデムが省かれた。また、前面の光メディア挿入口の右端に、赤外線リモコンApple Remoteの受光部が追加されているのも見逃せないところだ。
無線LANとBluetooth、メモリの各モジュールが小型化
カバーを開けて真っ先に気がつくのは、メモリモジュールの変更だ。前モデルはデスクトップPC用の184ピンDIMMだったが、新Mac miniではノートPC用の200ピンSO-DIMMとなり、スロット数も2基に倍増した。ただ、今回入手した下位モデルには256Mバイトのモジュールが2枚装着されていたため、増設時の柔軟性のなさがあまり改善されていないのは残念なところ。
Mac miniは無線LANのAirMac(IEEE802.11g/b)とBluetooth 2.0+EDRを標準で搭載しているが、新型ではいずれも小型になった。特に無線LANはMini PCI Express仕様になって汎用性も高めている。また、従来は一体になったモジュールで提供されていたが、新Mac miniではBluetoothモジュールの配置場所が光学ドライブの背面に変わっている。
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