Parallels、「OS X内でXPを動かせる」Intel Mac用仮想マシンにサウンド機能を追加
Inte Mac初の仮想化ソフト、Parallels Workstationにサウンド機能が追加された。「Mac OS Xで作業をしながらGyaOを見る」ことも可能になる。
Intel Mac初の仮想化ソフトであるParallels Workstation 2.1 for Mac OS Xのβ3がリリースされた。今度は初めてサウンドがサポートされている。
開発元のParallelsによれば、Mac版Parallels Workstationのβテスターは現在では約5万人に増えており、多くのバグ修正が施された。
サポートされるサウンドサブシステムは、標準的なIntel 82801 BA/BAM AC'97 Audio Controllerで、現在は再生のみサポート。バーチャルマシン設定の「Add」でSoundを選択して追加する。
今回のアクティべーションキーは、β2と同じで、新規に申請する必要はない。
Parallels Workstation for Mac OS Xの通常価格は49.99ドルだが、プリオーダー価格は10ドル安い39.99ドル。
このほかの改善点は次のとおり:
- Macがスリープ解除されたときにParallels Workstationがリスタートする問題が解消された
- 複数の仮想マシンを動作させているときのにカーネルパニックを起こすバグを解消
- 速度と性能の向上
- ゲストOSのアイドル時のCPU消費は1〜2%になった
- ネットワークのブリッジにおける問題を解決
- 特にMacBook ProにおけるWi-Fiサポートの改善
- マウス同期ツールの改善
- キーボードマッピング、キーリピートのバグフィックス
- CD/DVDの読み込み問題解決
サウンドやビデオの品質に関してはまだ幾分不具合が見られるが、動画も含めて実用的なスピードで動作しており、Windows XPの動作に関して、Boot Campの「もう1つの選択肢」となっている。たとえば、GyaOなどのWindows Media Playerを使った動画も、動きの少ないアニメ作品などでは極端なフレーム落ちもなく再生できるようだ。
USBは「非常に近いうちに」サポートされる予定だという。また、ディスクイメージの作成、変換を行うImage Toolsも同様に、近くサポート予定としている。
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