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SeagateのMaxtor買収最終合併合意案が可決
2005年12月に発表したSeagateによるMaxtor買収。この最終合併合意案が、両社の株主総会において可決された。
Seagate TechnologyとMaxtor Corporationは米国時間の5月17日、2005年12月に発表したSeagateによるMaxtor株式交換における買収の最終合併合意案が、両社の株主総会において可決されたと発表した。
両社株主による承認を得たことにより、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場されているMaxtor株は5月22日の取り引き開始前をもって上場廃止となる。株式交換比率はSeagate株 0.37:Maxtor株 1。
2006 International CESにおいて、Seagate Global Consumer Electronics Marketing Directorのロブ・ペイト氏は「統合が完了しても両社の製品ラインアップは整理せず、それぞれ独立して存在させる。対応できる市場範囲を増やし、より細かく柔軟な製品の提供を行っていく」と述べるように、特定の技術やプラットフォーム、事業を取得する目的ではなく、Maxtorの売上高を取り込み、Seageteの持つインフラでそれを活用していく考え。
Seagateは2006年に入り、HDDにおける新たな技術であり、さらなる容量拡大が見込める垂直磁気記録方式を採用する製品ラインアップを急速に拡充している。
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