ニュース
エプソン互換の大容量インクシステム、台湾で販売差し止め
セイコーエプソンは6月28日、台湾でエプソン製プリンタ向け大容量インク供給システムを販売していた互換カートリッジ業者に対し、現地の裁判所が販売を差し止める仮処分の強制執行を命じたと発表した。
エプソンは今年4月中旬、互換カートリッジ販売業者のU-Bar Internationalが販売する大容量インク供給システムが、エプソンの台湾での実用新案権を侵害しているとして、販売の差し止めを求める仮処分を申し立てていた。
強制執行により、U-Barはエプソン製プリンタ用大容量インク供給システムや、同システムを搭載したエプソン製プリンタの製造販売などができなくなる。エプソンはこれまで、インクカートリッジの知的財産権に絡んで中国や英国などで法的措置をとっており、今後も「特許権や商標権などの無断使用には法律に基づき対応していく」としている。
advertisement
関連記事
- エプソン、英国カートリッジ訴訟で和解
- エプソン、インクカートリッジ特許侵害の中国企業と和解
- エプソン、英国の特許訴訟も和解に
- エプソン、インクカートリッジ訴訟で和解
互換カートリッジメーカーをエプソンが訴えていた訴訟で和解が成立。販売差し止めが認められ、事実上の勝訴となった。 - インクカートリッジ訴訟、キヤノンが逆転勝訴
キヤノンの使用済みインクカートリッジにインクを詰め直して販売する業者を、キヤノンが特許権侵害で訴えた裁判の控訴審判決が、知財高裁であった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.