レビュー

ダビングOKの地デジ+HD DVD-ROM搭載ノート──富士通「FMV BIBLO NX95S/D」新世代光学ドライブ搭載ノート連続レビュー第2回(4/4 ページ)

富士通のHD DVD-ROMドライブ搭載ノートPCはデジタルコンテンツの「ダビング」機能で注目されるBIBLO NXシリーズの最上位モデルだ。PC利用でよしAV利用でよしのバランスのよさもチェックしてみい

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欲しいのはあくまでノートPC、そんなユーザー向けの地デジ対応ハイエンドノート

 本製品の魅力を上げるとすれば、良くも悪くもノートPCであることを重要視していることだろう。画面サイズと解像度のバランスはよいし、キーボードもテンキー付き、デザインも良くも悪くもノートPCの枠を外れてはおらず万人向けだ。それでいて地上デジタル放送の録画、再生、HD DVDビデオの再生をHDクオリティで十分満喫できる。

 何かが特別に秀でているわけではないが、競合製品と比較して大きく見劣りする部分があるわけでもない。各種ベンチマークの結果を見てもらえば分かるとおり、CPUの処理能力はもちろん3D描画性能も高く、日常的なPC利用からイマドキの3Dゲームまでそつなくこなせる。

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 ただし、競合製品と横並びで比較した場合、個人的にどうしても気になったのが音。音質がどうのというよりは、スピーカーが最前列にあるため、映像は正面なのに音は手元から聴こえてくるのだ。PCを利用する距離感で映像を見ていると映像と音の一体感がどうしても不足してしまう。富士通のノートPCはこの位置にスピーカーを配置することが多い。音楽再生に利用する場合にディスプレイを閉じても音に影響がないという意味で受け継がれてきたのだろうが、本製品の性格を考慮すればやはりディスプレイ寄りにスピーカーは配置すべきだと思う。外部スピーカーを利用すれば済む問題ではあるが、この価格帯の製品でそれを強要されるのは正直厳しいと思う。次期モデルではぜひ改善して欲しい。

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