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アキバのジャンク事情に中国人ブローカーの影週末アキバPickUP!(2/4 ページ)

秋葉原に行けば、路上に商品を張り出して店員さんが客引きする光景が広がっている……いや、最近はそれも難しいようです。今週のキーワードは「ジャンクがない」「マザー上の芸術」「超オーバークロック」「水洗いOKのファン」だ!

CPUクーラーはマザーボード上の芸術を目指す!?

CoolerMaster「Mars(RR-CCX-W9U1-GP)」

 先週はユニークな形状のCPUクーラーが2モデル登場した。CoolerMasterの「Mars」は木曜日からアキバに出回り、7000円前後の比較的高価な製品ながら、多数の在庫をそろえるショップが多かった。

 Marsは気球のような形状のヒートシンクを備えるCPUクーラー。2本のヒートパイプが上面まで伸びており、ヒートシンクの内側にあるファンで放熱する。本体サイズは132(幅)×120(奥行き)×105(高さ)ミリで、対応ソケットはLGA775とSocket AM2/754/939/940/F。

 金曜日には、ザルマンの「CNPS9700 LED」が店頭に並んだ。8000円前後の価格で、こちらも潤沢に出回っている。11センチファンの周囲を円形のヒートシンクが包むデザインが特徴。従来モデル「CNPS9500 AT」に比べファンの径がひと回り大きく、羽を半透明にして青色LEDを追加している。本体のサイズは124(幅)×90(奥行き)×142(高さ)ミリ。対応ソケットはLGA775とSocket AM2/754/939/940となる。なお、同社製のグリス「ZM-STG1」も同梱している。

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ザルマン「CNPS9700 LED」(写真=左)。左は従来モデル「CNPS9500 AT」、右は今回の「CNPS9700 LED」。ひと回り大きくなり、同レベルの冷却性能がより静かに実現できるようになった(写真=中央)。付属のグリス「ZM-STG1」は単品でも出回っており、高速電脳で1280円する高級タイプだ(写真=右)

 どちらもCPUクーラーとしては高価な部類に入るが、多くのショップで好調に売れているという。T-ZONE.PC DIY SHOPは「こうした大型のCPUクーラーを求める人は静音志向が多いですね。冷却性能を追求する人は、小型で回転数の高いファンを搭載したタイプを好む傾向にあります」と話す。さらに、ユニークな形状のCPUクーラーが出回る理由を、某ショップは「ヒートシンクが大きくなると、デザイン的にも“遊べる”余地が大きくなります。メーカーとしても見た目の個性が出しやすい」と語り、「MarsとCNPS9700 LEDはちょっとした芸術の域にまで達していますね」と評価していた。

 なお、10月20日には、さらに面白い形状のクーラーが店頭に並ぶ。CoolerMasterの「Eclipse」で、T-ZONE.PC DIY SHOPにデモ機が到着していた。側面にファンを搭載するタイプで、カタツムリのようなデザインを採用している。同ショップは「見た目のインパクトでMarsに引けをとりません。PCケース内を格好良くしたいなら、お勧めの“芸術品”です」と褒めちぎっていた。

CoolerMaster「Eclipse(RR-CCB-WLU1-GP)」。T-ZONE.PC DIY SHOPの予価は7717円(写真=左/中央)。電源コネクタ部に、ファンの回転数を切り替えるジャンパを搭載している。また、PWMモード対応の4ピンコネクタも分岐しており、LGA775環境でも便利に使える(写真=右)

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