先週はユニークな形状のCPUクーラーが2モデル登場した。CoolerMasterの「Mars」は木曜日からアキバに出回り、7000円前後の比較的高価な製品ながら、多数の在庫をそろえるショップが多かった。
Marsは気球のような形状のヒートシンクを備えるCPUクーラー。2本のヒートパイプが上面まで伸びており、ヒートシンクの内側にあるファンで放熱する。本体サイズは132(幅)×120(奥行き)×105(高さ)ミリで、対応ソケットはLGA775とSocket AM2/754/939/940/F。
金曜日には、ザルマンの「CNPS9700 LED」が店頭に並んだ。8000円前後の価格で、こちらも潤沢に出回っている。11センチファンの周囲を円形のヒートシンクが包むデザインが特徴。従来モデル「CNPS9500 AT」に比べファンの径がひと回り大きく、羽を半透明にして青色LEDを追加している。本体のサイズは124(幅)×90(奥行き)×142(高さ)ミリ。対応ソケットはLGA775とSocket AM2/754/939/940となる。なお、同社製のグリス「ZM-STG1」も同梱している。
どちらもCPUクーラーとしては高価な部類に入るが、多くのショップで好調に売れているという。T-ZONE.PC DIY SHOPは「こうした大型のCPUクーラーを求める人は静音志向が多いですね。冷却性能を追求する人は、小型で回転数の高いファンを搭載したタイプを好む傾向にあります」と話す。さらに、ユニークな形状のCPUクーラーが出回る理由を、某ショップは「ヒートシンクが大きくなると、デザイン的にも“遊べる”余地が大きくなります。メーカーとしても見た目の個性が出しやすい」と語り、「MarsとCNPS9700 LEDはちょっとした芸術の域にまで達していますね」と評価していた。
なお、10月20日には、さらに面白い形状のクーラーが店頭に並ぶ。CoolerMasterの「Eclipse」で、T-ZONE.PC DIY SHOPにデモ機が到着していた。側面にファンを搭載するタイプで、カタツムリのようなデザインを採用している。同ショップは「見た目のインパクトでMarsに引けをとりません。PCケース内を格好良くしたいなら、お勧めの“芸術品”です」と褒めちぎっていた。
製品: | CoolerMaster「Mars(RR-CCX-W9U1-GP)」 |
入荷ショップ | |
クレバリー1号店 | 6798円 |
パソコンショップ・アーク | 6980円 |
BLESS秋葉原本店 | 6980円 |
フェイス秋葉原本店 | 7270円 |
TSUKUMO eX. | 7280円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 7320円 |
高速電脳 | 7329円 |
製品: | ザルマン「ULTRA QUIET CPU COOLER(CNPS9700 LED)」 |
入荷ショップ | |
高速電脳 | 7980円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 7980円 |
パソコンショップ・アーク | 7980円 |
TSUKUMO eX. | 7980円 |
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