レビュー

Core2 Duoを搭載した“Gateway”のフラグシップタワー──「ゲートウェイ GT5056j」(1/2 ページ)

Gatewayに待望のCore2 Duo搭載モデルが登場した。絶対性能だけでない、費用対効果に優れたイマドキのフラグシップタワーの実力を紹介しよう。

往年のGatewayを彷彿させるCore2 Duo搭載モデル強力な装備が魅力

Gateway GT5056jは待望のCore2 Duoを搭載するミニタワーPC。Core2 Duo E6400にGeForce 7600 GSとミドルレンジクラスのパーツを組み合わせている

 2006年の7月下旬に発表されたゲートウェイのGTシリーズ(デスクトップPCシリーズ)ハイエンドモデル「GT5044j」は「ほんの1週間の違い」のために期待の「Core2 Duo」ではなくPentium D 930を搭載したモデルだった(彼らが発表を行ったのは、インテルがCore2 Duoを発表するよりも1週間ほど早かったのだ)。

 デルがCore2 Duo発表と同時に、最新のCPUを搭載したハイエンドモデルを投入していただけに、GatewayファンはCore2 Duo搭載モデルを心待ちにしていたのである。ようやく9月になって、GTシリーズに期待のハイエンドタワー「GT5056j」が加えた。

 GT5056jが搭載するCPUは、Core2 Duoミドルレンジとなる動作クロック2.13GHzのCore2 Duo E6400だ。マザーボードは、チップセットにIntel P965を搭載するインテル製のゲートウェイ専用モデル「DP965LV」を採用。Intel P965は、Core2 Duoに対応したチップセットで、サウスブリッジにはICH 8が組み合わせられる。メモリは容量は標準構成でPC2-4200 DDR2 SDRAMが1Gバイトとなる。

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 ICH8を搭載するおかげで、Serial ATAは6ポートが利用可能だ。GT5056jは標準構成で2台のHDDを搭載するので、4台のHDDが追加できることになる。ICH8はUSB 2.0を10ポートまでサポートしているが、GT5056jは背面に6ポート、前面に3ポートの合計9ポートが用意されている。なお、ICH8はParallel ATAをサポートしていないが、DP965LVは1ポートを用意しているので対応する光学ドライブを接続して使うことができる。

 Intel P965は統合型チップセットではないため、グラフィックス機能はPCI-Express X16接続のグラフィックスカードを使う。標準構成ではGeForce 7600GS搭載でビデオメモリを256Mバイト載せたグラフィクスカードが組み込まれている。GeForce 7600 GSは、GeForce 7600GTのコアクロックを下げたバリューモデルだ。このクラスのグラフィックスカードにはファンレス仕様のものも少なくないが、GT5056jに搭載されたカードは冷却ファンを実装する。ただし、その動作音は小さいのでケースを閉めていれば気にならない。このGPUの選択はフラグシップPCといえど低価格を実現しなければならない「いまのGateway」としては最も適したものとなる。

 このように価格を抑えなければならないGT5056jであるがフラグシップPCらしく、320Gバイトの大容量HDDを2基も搭載している。10万円台で購入できるPCとしてはなかなか見られない構成だ。合計640Gバイトにもなるストレージの構成は、1台めを3つのパーテーションに区切り、2台めは320Gバイトの巨大なパーテーションとしている。そのまま使用してもいいし、ICH8の機能を使ってRAIDを組むこともできる。録画マシンでもサーバー的な使い方でも、容量に余裕がある。

 さらに、光学ドライブも2台用意されている。標準構成ではDVD-RAMやDVD±R DLに対応したLG電子のDVDスーパーマルチドライブに加え、LITE-ONのDVD-ROMドライブを搭載する。DVDに記録された映像を編集してDVD-Rに出力したり、DVD-ROMのバックアップなどの場合に便利だが、それでも2台を必要とされる頻度が高いとは思えない。このあたりは少し「贅沢」すぎる構成といえなくもない。

 OSはWindows XP Media Center Edition(以下MCE)を導入している。もともとGatewayは米国が本場なので米国のコンシューマーPCで主流となったMCEを導入しているのは何ら不自然ではないが、日本ではまだ一般的とはいえないこのOSである。しかも、GT5056jには標準構成でチューナーカードを搭載していない。MCEである必然性はあまり感じられないのだが、一部の情報ではWindows Vistaへのアップグレードでコスト的に有利になる可能性もあるという。「先のことを考える」と一概にMCEの導入を否定しなくともいいのかもしれない。

マザーボードはインテル製のDP965LV。これはゲートウェイ向けに作られたOEM専用のBXフォームファクタを採用するマザーだ。拡張スロットはPCI-Express X16×1に同X1×1、PCI×2と少なめ、標準構成でPCI-Express X1が空いている
搭載するCPUはCore2 Duo E6400。L2キャッシュ容量が2Mバイトのローエンドモデルになる。チップセットはIntel P965で搭載するメモリの容量はPC2-4200 DDR2 SDRAMを512Mバイト×2の1Gバイト
拡張カードで用意されているのはグラフックスカードとFAXモデム。グラフィックスカードはGeForce 7600 GSを実装している。出力はDVI-I×2となっており、D-Sub 15ピン用の変換アダプタがひとつ付属する
標準構成で320GバイトのHDDが2台装備されているので容量不足になる心配なさそうだ。RAIDを組んだりOSのマルチブートをしてもまだ余裕がある。シャドウベイは埋まっているため増設はできないが、しばらくはその必要もないだろう
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