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Inspiron×AMDの実力は!?――デル「Inspiron 1501」ノートPCにもAMD、入りました(2/2 ページ)

9月13日に発表されたDimensionシリーズに続き、ノートPCのInspironシリーズでもAMD製CPUが搭載されることになった。その第1号機であるInspiron 1501を触ってみた。

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サイズや光沢/非光沢を選べる液晶ディスプレイ

15.4インチワイド液晶ディスプレイを採用する

 液晶ディスプレイはサイズが売れ筋の15.4インチワイドで、画面解像度は1280×800ドットとなる。TrueLifeと呼ばれる光沢液晶と非光沢が差額3000円で選択できるほか、2007年1月には14.1インチワイドの非光沢タイプも用意される予定だ。14.1インチワイド液晶の解像度は15.4インチワイドと同じで、額縁部分が一回り大きくなる。

 今回は15.4インチワイドの非光沢モデルを試用したが、視野角はそれほど広くなく(スペックは左右80度)輝度もあまり高くないが、室内で使う分には十分なレベルにある。DVD-Videoや動画の鑑賞を重視するならば光沢液晶を、オフィス用途で使うならば非光沢液晶を選ぶとよいだろう。なお、液晶の明るさはFn+↑/↓キーで調整可能で、8段階に切り替えられる。

パフォーマンスも良好で手ごろな価格も魅力的

 AMDのMobile向けCPUを初採用したモデルだけあって、どの程度の性能を発揮するのかは気になるところだ。評価機は現時点で未発売のCPUであるTurion 64 X2 TL-60(2.0GHz)と2Gバイトのメインメモリ(PC2-4200)、HDDに5400回転の80GバイトSerial ATAというイレギュラーな構成だったためあくまで参考値としてみてほしいが、下記にまとめた通り良好なスコアを記録している。デュアルコアCPUを搭載すると、CPUとグラフィックス性能のバランスが今ひとつになるが、それでも10万円を切る価格で入手できるのはうれしいポイントだ。

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 構成次第では性能面でミドルレンジまでカバーできる本機の魅力は大きい。エントリー機ゆえBTOで選べるパーツが少なめではあるが、SOHOから家庭まで幅広い用途に対応可能なモデルであるのは間違いない。地上デジタル放送が受信できる地域が限られるものの、本機からワンセグチューナーカードというオプションが加わり(本体同時購入ならば1万1000円)、新たな魅力を獲得したのも見逃せないところだ。

PCMark05
PCMark 2989
CPU 4073
Memory 3389
Graphics 1004
HDD 3480
HDD - XP Startup 5.5MB/s
Video Encoding 302.5KB/s
Image Decompression 22.9MPixels/s
WMV Video Playback 32.2fps

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3DMark05
3DMarks 783

 

FF XI Official Benchmark 3
High 2191
Low 3592

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