もう1つの円いVAIOは3波デジタル放送をLANで配信――デジタルチューナー「DT1」:2007年春 Vista搭載PC特集
ソニーは1月16日、デジタルチューナー「DT1」を発表した。LAN接続に対応した3波デジタルTVチューナーとなっている。
ソニーのデジタルチューナー「DT1」(型名VGF-DT1)は、テレビサイドPC「TP1」とデザインを共通化した円筒形ボディの地上・BS・CS110度デジタルTVチューナーユニットだ。TP1とともにVAIOの新しい製品カテゴリー「Extension Line by VAIO」を構成する。近日発売予定で価格はオープン、実売予想価格は5万円前後だ。
DT1は、PCに専用の視聴・録画ソフトをインストールしたのち、ネットワークで接続して利用する外付けチューナー。受信した地上・BS・110度CSデジタル放送をDTCP-IPでネットワーク配信し、PC上でのHD映像の視聴やHDDへの録画、SD映像にダウンコンバートしてのDVDムーブを実現する。また、D端子でTVやDVDレコーダーに接続する外付けのデジタルチューナーとしても利用可能だ。
デジタル放送の視聴・録画モードは、DRテレビ(24Mbps CBR/1920×1080ドット)、DR録画(24Mbps VBR/1920×1080ドット)、HR(12Mbps/1440×1080ドット)、SR(8Mbps CBR/720×480ドット)、LR(4Mbps CBR/720×480ドット)を用意。HRモードは、横幅1920ドットの放送波をソニー製のトランスコーダで1440ドットに圧縮することで、HD映像の品質を保ちつつ、オリジナルの40%程度までデータ量を削減できる設定だ。HRモードの搭載により、別途無線LANアクセスポイントと組み合わせて、ワイヤレスでデジタル放送を配信する場合も、HD映像のまま視聴が可能としている。
OSはWindows XP/Vistaに対応。VAIO以外のPCでも使用できるようになっており、近日中に正式サポートする予定だ。PCの動作環境は、CPUがPentium 4以上、メモリが512M以上だが、HD映像を高品位に視聴するには、Core 2 DuoクラスのCPUが必要になる。グラフィックスチップは、PCI Express接続かつCOPP対応グラフィックスドライバの導入が必須だ。PCと外部ディスプレイをデジタル接続する場合、HD映像を視聴するには、HDCP対応のDVIもしくはHDMIの搭載が必要。外部ディスプレイとアナログ接続すると、映像はSD画質になる。
インタフェースは、100BASE-TXの有線LAN、TV出力用のD端子、光デジタル音声出力、シンクロ録画用S-Video/コンポジット出力など。専用のリモコンも付属する。本体サイズは270(直径)×51(高さ)ミリ、重量は約1.7キロ。なお、TP1とのセットモデル「VGX-TP1DT」も用意されている。
関連記事
円いリビングPCに色鮮やかなノートPC、Vistaになっても個性は健在――ソニーVAIO
ソニーは1月16日、VAIOデスクトップPC/ノートPCのVista搭載モデルを発表した。新カテゴリーのExtension Line by VAIOを加え、1月30日より順次発売する。フォトレビュー:「白くて円い」VGX-TP1を外見から紹介しましょう
CESでその形状が公開されて多くの注目を集めたあのPCが日本でも登場。まずは、そのユニークなスタイルから見ていただこう。VAIOの新提案はHDMI搭載の円筒形リビングPC――テレビサイドPC「TP1」
ソニーは1月16日、HDMI出力を搭載した直径270ミリの円筒形デスクトップPC、テレビサイドPC「TP1」を発表した。6色のカラバリで自己主張を楽しむホームノートPC――VAIO type C
多彩なボディカラーを展開していた、VAIO type F lightのスピリットを継承する新モデルが「VAIO type C」だ。シンプルデザインを売りにしたプライベートノートPCの新顔――VAIO type N
VAIOノートにシンプルさを売りにした、15.4インチワイド液晶ディスプレイ搭載の2スピンドルPCが登場した。今年も出ましたっ!「こっ、これは?」なVAIO
ようやく開催「前」夜になった2007年のCES。ビル・ゲイツ氏の基調講演と並んで恒例の「Sony Press Conference」で、日本未発表のVAIOが登場した。12.1インチ液晶搭載で最軽量のモバイルノートPC――ソニー「VAIO type G」
ソニーは、新設計のビジネス向けモバイルノートPC「VAIO type G」を発表した。12.1インチ液晶ディスプレイを搭載した2スピンドルモデルで約1116グラム、1スピンドルモデルで約898グラムとクラス世界最軽量をうたう。堅牢性の高さも特徴だ。生まれ変わったVAIOハイエンドデスクトップ「VAIO type R master」発表
ソニーマーケティングは10月3日にデスクトップPC「VAIO type R master」を発表した。店頭モデルの最上位モデルの実売価格は約55万円。出荷開始は10月28日の予定。ゼロスピンドル“U”はオンボード1Gバイトとストレージ32Gバイトへ──「VAIO」秋の新作第2弾発表
ソニーマーケティングは9月27日に「VAIO type A」「VAIO type F TV」の新製品を発表。また「VAIO type U」VAIOオーナーメードモデルの新構成も登場した。あの「ボードPC」が地デジに対応──VAIOデスクトップPCに新製品が登場
ソニーマーケティングは8月30日にVAIOデスクトップPCシリーズの新製品を発表した。今回新製品が登場するのは「type H」「type L」の2シリーズ。出荷開始はtype Hが9月9日、type Lも9月9日からで、一部9月後半から10月になる予定。VAIOにも“Merom”ノートが登場。「あの」マシンにワンセグも──VAIOノートPC新製品発表
ソニーマーケティングは8月30日にVAIOノートPCシリーズの新製品を発表した。今回登場するのは「type F」「type S」「type U」の3シリーズ。また、ビジネスパーソナルモデルではハイエンド「type BX」が登場する。ワンセグ予約録画、はじめました――ソニー「type T」夏モデル発表
ソニーマーケティングは、モバイルノートPC「VAIO type T」シリーズ2機種を発表した。Napaプラットフォームに刷新されたほか、ワンセグ放送の予約録画に対応したのが見どころ。デジタル放送のSDムーブに対応した“リビングVAIO”新モデル
ソニーは、リビングでの利用を想定したAV機能強化デスクトップPC「VAIO type X Living」の新モデル「VGX-XL71S」を発売する。新たにデジタル放送のSD画質変換ムーブ保存に対応した。“現在持てる全ての技術をつぎ込んだ”――ソニー「VAIO type G」開発者は語る
12.1インチ液晶搭載のモバイルノートPCで世界最軽量をうたう「VAIO type G」。ビジネスモバイルPC市場に切り込むソニーの自信作はどのようにして生まれたのか、開発者に聞いた。クラス最軽量モバイルでビジネス市場に切り込む――ソニー「VAIO type G」発表会
ソニーは、ビジネス向けモバイルノートPC「VAIO type G」の発表会で、VAIOの法人向け事業戦略を明らかにした。軽量/頑丈/スタミナの美しき共存――ソニー「VAIO type G VGN-G1KAP」
ソニーがビジネス市場のシェア拡大を狙い、いちから設計したという薄型軽量のモバイルノートPC「VAIO type G」。12.1インチ液晶ディスプレイ搭載ノートPCで“世界最軽量”をうたうNew typeの実力は、期待に十分応えるものだった。「堅実」だけど「自由」なビジネスノート──「ソニー VAIO type BX VGN-BX96PS」
ソニーの「VAIO type BX」は、14~17インチ液晶ディスプレイを搭載するVAIO「大画面ノート」カテゴリーの5“type”で現在のところ唯一ビジネスユースを意識した製品だ。ここではその最上位モデルを紹介しよう。「プリアンプ」「パワーアンプ」に思わず見える斬新な筐体──ソニー「VAIO type R master VGC-RM70DPL4」
VAIOのハイエンドデスクトップPC「VAIO type R」がフルモデルチェンジする。強力なコンテンツ作成PCという特徴を引き継ぐが、デザインを大胆に変えて使い勝手を突き詰めたモデルに生まれ変わった。“Merom”搭載でパフォーマンスが大幅アップ──ソニー「VAIO type S VGN-SZ92PS」
「所有する喜び」を感じさせるデザインとハイエンドノートPCにふさわしい性能を持つ「VAIO type S」。新製品ではCore 2 Duo搭載モデルが加わってパフォーマンスがさらに強化された。VAIOにも“Merom”ノートが登場。「あの」マシンにワンセグも──VAIOノートPC新製品発表
ソニーマーケティングは8月30日にVAIOノートPCシリーズの新製品を発表した。今回登場するのは「type F」「type S」「type U」の3シリーズ。また、ビジネスパーソナルモデルではハイエンド「type BX」が登場する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.