ASUSとガチ勝負!(ただし発表会の時間が)──AcerのNetBook「Aspire One」登場:COMPUTEX TAIPEI 2008(1/2 ページ)
Eee PCが登場して世界中に衝撃を与えたのがCOMPUTEX TAIPEI 2007。そして2008もNetBookで盛り上がる。ASUSに続いて、AcerもAtomを搭載するノートPCを発表した。
AcerのNetBookもAtom N270と8.9インチワイド液晶ディスプレイを搭載する
Acerが6月3日に発表したノートPC「Aspire One」は、CPUに1.6GHz動作のAtom N270を採用するNetBookだ。メモリは512Mバイト、もしくは1Gバイトを搭載するほか、データストレージとして8GバイトのSSDか80GバイトのHDDを内蔵するという。発表会で展示されていたサンプルの本体には、SDメモリーカードやメモリースティックに対応するカードスロットや、USB 2.0×3、アナログRGB、有線LAN、そしてWebカメラが確認された。
Acerが配布した資料によると、ボディのフットプリントは24×17センチ、8.9インチワイドの液晶ディスプレイ(解像度は1024×600ドット)を搭載して重さは1キロ以下となる予定。バッテリーパックは3セルと6セルが用意され、3セルバッテリーパック搭載時で3時間、6セルバッテリーパック搭載時で6時間の駆動が可能とされている。
柔軟な構成に対応。SIMカードも搭載OK?
会場にいたスタッフの説明によると、Aspire Oneはユーザーの利用目的に合わせて製品構成を自由に変更できるため重さは一定でないが、最小構成で945グラム程度を見込んでいるという。「ユーザーに合わせた自由な構成」では、3G、WiMAXなどのワイヤレスWANも想定されており、展示されていたサンプルにはHSDPA対応モデムがデバイスマネージャで確認された。スタッフによるとボディ内部にSIMカード用のスロットも用意できるとのことだ。
Windows XPとLinuxモデルを用意。使いやすいUIに注目
発表会で展示されていたAspire Oneには、Windows XP Home Editionを導入したモデルやLinux(Linpus Linux Lite version)が導入されたモデルが用意されている。AcerはAspire Oneの特徴としてLinuxモデルでもユーザーが使いやすいUIをアピールしている。
このUIでは、目的別に区切られた4つのボックスに並ぶアイコンを選べばユーザーが行いたいことを簡単に実行できるほか、複数のメールアカウントを一括して管理できるメールソフトや、サービスごとに異なるアカウントでも一括して利用できるメッセージソフトなどが用意される。
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