ASUSとガチ勝負!(ただし発表会の時間が)──AcerのNetBook「Aspire One」登場:COMPUTEX TAIPEI 2008(2/2 ページ)
Eee PCが登場して世界中に衝撃を与えたのがCOMPUTEX TAIPEI 2007。そして2008もNetBookで盛り上がる。ASUSに続いて、AcerもAtomを搭載するノートPCを発表した。
Acerが考える“Mobile Internet Device”とは
COMPUTEX TAIPEI 2008の会場で行われた新製品発表会では、Acer代表取締役社長のジャンフランコ・ランチ氏がAspier Oneが登場した背景を説明した。ランチ氏は統計データで示されるインターネットユーザーの数と、そのインターネットに「いつでもどこでもアクセスできる」ノートPCやスマートフォン、ハンドヘルドユーザーの数に圧倒的な違いがあることを指摘したうえで、誰もが購入できて使いやすく、インターネットサービスが十分利用できるだけのパフォーマンスと機能を持った“Mobile Internet Device”があれば、市場はもっと成長すると述べた。
“Mobile Internet Device”は、いつでもどこでもインターネットが利用でき、携帯性能と使いやすいディスプレイと入力デバイスのサイズが両立していなければならず、併せて、インターネットサービスとメール、メッセンジャーが完全に利用できるパフォーマンスを発揮しながらも消費電力は抑えなければならないとランチ氏は説明する。
そのような、相反する条件を満たさなければならないAspire Oneは、Wi-Fi、3G、WiMAXの対応でいつでもどこでもインターネットにアクセスでき、Atomの搭載で高いパフォーマンスと省電力性能を両立させたと、ランチ氏はアピールした。
Aspire Oneは、台湾や欧米などでまもなく出荷が開始される予定で、日本市場でも7月中に製品ローンチを行い8月には出荷を開始したいと、日本エイサーのスタッフは語っていた。現時点で価格は「オープンプライス」とだけ説明されており、日本市場での具体的な実売価格の見込みは明らかにされなかった。なお、海外では399ドルという価格が示されているという。
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