ASUSの“EBOX”発見！──「COMPUTEX TAIPEI 2008」始まる：COMPUTEX TAIPEI 2008

新しく南港展覧館も加わって展示会場が2倍になったCOMPUTEX TAIPEI 2008。PC USERも取材陣を「2倍」に増強してこのイベントをお届けする。

[長浜和也，ITmedia]

　COMPUTEX TAIPEI 2008が始まった！ 期間は6月3日から6月7日までの5日間。会場はご存じ台北市の「台北国際会議中心」（Taipei International Convention Center）と「台北世界貿易中心」（Taipei World Trade Center）、そして今回から「南港展覧館」（Taipei World Trade Center Nangang Exhibition Hall）も加わった。

　これまで、台北世界貿易中心のHall 2を中心に展示されていたPCパーツ関連ブースのほとんどが南港展覧館に移動している。COMPUTEX TAIPEI 2008の出展ブースの数は4492と、2007年の2926ブースから大幅に増加した。

　6月3日の台北市は雨。気温22度とこの時期としては涼しいスタートとなったが、初日からASUSの次世代Eee PCの発表や、インテルのNetbook、Nettopに関するイベント、Acerも急きょ小型デバイスに関する発表を予定するなど、早くも注目されるセッションが行われるほか、明日以降もインテルの次世代チップセットやAMDによるノートPCプラットフォームの発表などが行われるというのが「もっぱらのうわさ」だ。

　「台北国際会議中心」と「台北世界貿易中心」から南港展覧館までは、少し、いや、ずいぶんと離れている。PCパーツ関連ブースが南港展覧館に移動したといっても、プライベートブースや発表会などのセッションは台北世界貿易中心に隣接する商業ビルで行われるため、PCパーツの情報を収集したい関係者は、とても苦労するイベントになりそうだ。

　PC USERでも、この難局に対処すべく報道陣を昨年度比「2倍」に増強して、いつになく“濃い”情報をTaipeiからお届けする予定だ。

　「よし、T君。今年は2人でがんばろうなっ！」

Hall 3ではMicrosoftがブースを構えて、Windows MobileやWindows Embedded、Windows Home Serverといったホームユースデバイス向けOSの展示を行っている

Microsoftのブースで展示されていたGIGABYTEのNetBook「NetBook 912」はAtom Z530を搭載してWindows Vistaを動かす。メモリはDDR2を1Gバイト、SSDは80Gバイト。8.9インチで解像度が1280×768ドットの液晶ディスプレイと4セル（7.2ボルト4500mAh）バッテリーを搭載して重さは1.2キロとスペック表では説明されていた

早くも展示されていたASUSのNettop「EBOX」だ。3日午前に行われるローンチイベントで発表されるこのNettopは、Windows XPを導入して1.6GHz動作のAtom Z530、メモリはDDR2を1Gバイト、80Gバイトの2.5インチHDDを搭載するほか、ワイヤレスLANと4セルのバッテリーも内蔵するという

こちらは先日発表された第2世代EeePCの「EeePC 900」で、やはりMicrosoftブースで確認した。POPにあるスペックでは1GバイトのDDR2、12GバイトのSSDを搭載。8.9インチワイドの1024×600ドット表示のディスプレイと4セルのバッテリーを搭載して重さは0.99キロとされている

こちらはMSIの「Wind PC U100」でやはりMicrosoftブースに展示されていた。10.2インチの液晶ディスプレイ（解像度は1024×600ドット）、Atom Z530、1GバイトのDDR2、80GバイトのHDD、3セルのバッテリーを搭載して重さは1キロ未満

PCパーツのメイン会場が南港展示館に移ったためだろうか、それとも雨が降っているからだろうか、「お姉さんがいないっ！」というオープン直後の会場。その中で目立っていたのが「CHOIIX」のブースだ。CHOIIXはなんとCooler Masterのグループでライフスタイルを提案する新しいプロジェクトを進めているという。PCカバーなどの製品が7月に出荷される予定だ

こちらは店頭広告用ディスプレイ製品を展示しているCollevoを紹介するお姉さんのコンビ

Cybernetの液晶ディスプレイ一体型PCを紹介していたお姉さん。なんとクアッドコアCPUと搭載する強烈な一体型PCらしい

　ああああ、また今年もやってしまった……。