PCも“超らくらく”、シニア層+αに訴求──富士通、らくらくホン連携機能付き「らくらくパソコン3」:らくらくホン7とセットでどうぞ(2/2 ページ)
“らくらくホン7”と一緒に使う、かんたんPCが登場。富士通の3代目「らくらくパソコン3」は、らくらくホン連携機能を強化し、タッチ操作で扱える。
ターゲットはらくらくホンとまったく一緒、プレゼント“する”側も実はあんしん
FMVらくらくパソコン3の想定ターゲットは、らくらくホン7と「まったく同じ」だ。新たに、らくらくホン7で撮影した写真を容易にPCへ取り込み、PCで“らくらく”活用できる機能を設けた。付属するらくらくホン7専用の卓上ホルダを使い、携帯電話を置くだけでPCへ自動的に取りこめるようにしたのがポイントで、データの転送は赤外線通信で行うが利用者はそれを気にしないで利用できる。PCに取り込んだ写真データは、PCの大きな画面でスライドショー再生、付属するアプリケーションでそのままハガキ作成、メール作成など、“その後”をサポートするタッチスタイルの簡単メニューで操作できる。
Windows 7の標準機能“Windows タッチ”とタッチパネル搭載ディスプレイにより、従来のキーボード+マウスによるPC操作に不慣れなユーザーも直感的に扱える、画面に触れて操作するスタイルも用意する。ATOKによる予測変換入力機能を備えた50音順かな配列型の「タッチ文字入力機能」で、キーボードのキー配列を覚えていないユーザーも簡単に文字を入力できる機能を設けた。
このほか、大きい文字で見やすい「らくらくパソコン専用マニュアル」やケーブルをどこにつなげればいいか一目で分かる「つなげてほシート」や「卓上型ローマ字入力表」のほか、1年間無料で利用できる「購入者専用電話相談窓口」、専任スタッフが訪問してPCの設定を行う「専用訪問サービス(有料)」や「パソコンレッスン」メニューなど、らくらくパソコン“ならでは”のサポートサービスも多数展開する。
らくらくホンの認知度はかなり高く、想定ユーザーが自身で選ぶシーンはもちろん、誕生日や父の日/母の日、敬老の日などを機会に「買ってあげる」例も多い。PCとなると単価が携帯電話より少し上がるものの、「親にプレゼントする」シーンがあるのは同様だ。
一方、PCは何でもできるが、それだけに使い方に困ることもある。おそらくプレゼントされる親がそうという例は多い。この点で、らくらくパソコン3のように、あらかじめ「これができる」がはっきり分かりやすく示されているPCであれば、教える側も簡単に、かつ具体的にポイントを伝えられるメリットがある。「買ってあげて、そのままおまかせでもOK」そんな“かんたん”さを備える実力も持っている。Windows 7のSensorAPIやWebカメラなどを利用した“みまもり”用途の人感センサーなど、プレゼントする側にも便利な機能を加えた発展なども想定できる。
増加するシニア層を軸にした製品展開──想定ユーザー以外に、その子ども層も購買ターゲットにするらくらくホンと同様の戦略がPCでも一般的になるか、今後の動向に注目したい。
FMV らくらくパソコン3店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
FMV らくらくパソコン3 | ESPRIMO FH/R3 | 液晶一体型 | リニューアル | Celeron T3300(2GHz) | 2048MB(DDR3) | 500GB | 32ビット版 7 Home Premium | 16万円前後 |
LIFEBOOK AH/R3 | ノート | リニューアル | Celeron 900(2.2GHz) | 2048MB(DDR3) | 500GB | 32ビット版 7 Home Premium | 14万円弱 | |
FMV ESPRIMO FH店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
FMV らくらくパソコン3 | ESPRIMO FH/R3 | タッチパネル 20型ワイド | 1600×900 | Intel GM45 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 | Office Personal 2010 | 約10.9キロ |
LIFEBOOK AH/R3 | タッチパネル 15.6型ワイド | 1366×768 | Intel GL40 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 | Office Personal 2010 | 約3.2キロ |
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