最終回 「VAIO P」を使い続けた満足度は?:第2世代VAIO P ロードテスト(1/3 ページ)
長かった第2世代「VAIO P」のロードテストもこれでおしまい。これまでたまっていたものを全部はき出すかのように、少しだけ暴走気味に最終回を迎えるのであった。
これからはタブレットに決まりだって? いやいや「VAIO P」もいいですよ
「VAIO P」のロードテストもこれで最終回となる。約半年間、かなり遠慮なく活用させてもらった。最終回は、さまざまな用途で使った体験をふまえて、インプレッションをまとめつつ、個人的な満足度を星の数で表してみた(星の数は1つ~5つの5段階評価)。
第2世代「VAIO P」の関連記事
- 第2世代VAIO P ロードテスト:第5回 「VAIO P」のデータ同期ソフトを活用する
- 第2世代VAIO P ロードテスト:第4回 「VAIO P」と知らない街をブラブラする
- 第2世代VAIO P ロードテスト:第3回 「VAIO P」と競馬のオイシイ関係
- 第2世代VAIO P ロードテスト:第2回 「VAIO P」でWiMAX無双を体感する
- 第2世代VAIO P ロードテスト:第1回 「VAIO P」でb-mobileを使ってみる
- ポケットINより安心:「VAIO P」の純正ケースを選ぶ――実用重視からブランドコラボまで
- これぞ夢の共演!?:VAIO PをiPadの外付けキーボードとして使ってみた
- 直販/店頭/旧モデルをガッツリ比較:「VAIO P」2010年夏モデル徹底検証(後編)――“Z560+US15X”の真価を問う
- PS3のリモート操作も可能:「VAIO P」2010年夏モデル徹底検証(中編)――内蔵センサーがもたらす価値とは?
- 一般向けの先行予約販売を開始:「VAIO P」2010年夏モデル徹底検証(前編)――新世代ポケットスタイルPCの実力は?
- 完全分解×開発秘話:「VAIO P」の新ボディをいきなり丸裸にする
- 2010年PC夏モデル:ソニーが新型「VAIO P」を発表――デザイン一新、タッチパッド追加、加速度/地磁気/照度センサー内蔵
- 無線LAN+WiMAXを標準搭載:立ったまま、“寝ながら”でも使える新「VAIO P」──テーマは「ずっと一緒のPC」
- VAIO New Ultra Mobile:ソニーが新型モバイルPCを近日投入?
その1「性能」――SSDならではのキビキビ動作(★★★★)
Atom Z550(2.0GHz)、メモリ2Gバイト、128GバイトSSDというハイスペックな構成だったこともあって、性能面ではほとんどストレスを感じなかった。これくらい小さいと余計なこと(フォトレタッチや動画エンコードなど)をしようと思わない、というのもあるだろう。
改めて意識して操作感を確認してみると、Atom独特のワンテンポ待つ「間」のようなものは感じるのだが、1分も使えばすぐに慣れる。
一方、SSDならではのキビキビしたレスポンスも感じる。
今になって思えば、記事の初回あたりに「SSD爆速っ! 最高~」みたいなお約束っぽいリアクションしてもよかった……とも思わないこともないが、筆者の場合は2年以上前からSSD搭載ノートPCを使っているため、(あえて意識しなければ)特別速いということを感じなかったのもまた正直なところ。ほかに数台あるPCもすべてSSDにしているため、HDDの感覚をすでに忘れてしまっているので勘弁してほしい。あ、今さりげなく自慢しちゃいました? すみますみませんでしたすみまーーぐふっ(代わりにボコッておきました ※PC USER編集部)。
このロードテストでも紹介した競馬データベースソフトの「TARGET Frontier JV」が、こんな小さなPCでまったくストレスなく使えるというのも、改めて考えるとすごい。10年前はあきらめるしかなかったことだ。
その2「バッテリー」――Sでも結構イケる(★★★)
遊びでも打ち合わせなどの仕事でも、常に使い続けているわけではなく、休み休み利用することがほとんどだったので、今でもはっきり何分くらいバッテリーがもつという感覚はよく分からないが、意外に困らなかった。最初はSバッテリーでは使い物にならないだろうと思いつつ使っていて、そのうちLバッテリーを手配しようかと思っていたのだが、結局Sバッテリーだけであまり不都合はなく、そのままになってしまった。
ただ、バッテリーで困った経験も一度だけある。ネタとしてはあえて取り上げなかったが、撮影に訪れた川崎競馬場で少女時代のカムバックステージを見るために韓国のテレビ番組をWiMAXでストリーミング視聴したのだが、こういう使い方をするとさすがにガンガンバッテリーが減る。70分くらいの番組を開始直後から見ていたのだが、少女時代が出てきたのは最後の最後……。すでに打ち合わせでVAIO Pを利用した帰りだったこともあり、液晶の輝度を最小にしたり音声を消したりして、なんとか最後までバッテリーをもたせたという経験がある。
そこまでして見たものの、韓国KBSの公式ストリーミング放送(http://able.kbs.co.kr/live/の2TV)では解像度が低すぎ、VAIO Pの画面ではかなり厳しく残念な感じであった。なぜ、わざわざそんなことをしたかったのか、経緯や理由を書くと長くなるので自重しておくが、こんな風に外出先で急に動画が見たくなったときでも、VAIO PとWiMAXがあれば、対応可能なのは結構すごいんじゃない。
関連キーワード
VAIO | ワイヤレスWAN内蔵PC | VAIO P | WiMAX | 公衆無線LANサービス | ソニー | モバイルPC | ノートPC | ソニーストア | ミニノートPC
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.