独断と偏見で選ぶ! 「MacBook Air」と使いたい基本のハード&ソフト10(前編):広田稔のMacでいこうよ(3/3 ページ)
一昔前を振り返るとまるで“奇跡”のように増殖したMacユーザー。特にMacBook Airは電車の中や喫茶店で見かけることが本当に多くなった。そんなわけで、新しいMacユーザーのための新連載を開始するのだ。
MacBook Airをいつでもどこでも持ち歩く前に
7)ドキュメントスキャナ
少し前ならデジタル書類も紙に印刷してバインダーで管理する、というのが当たり前だったが、回線速度が飛躍的にアップした現在では、ネットのクラウド上にデータを置くほうが便利になってきた。
そこで重要になるのがスキャナだ。中でも書類を連続して読み取れるドキュメントスキャナの存在は欠かせない。本だなが埋まって困るという人にも「自炊」の電子化をオススメしたい。
8)モバイル無線LANルーター
出先で作業する機会が多い人はぜひとも手に入れておきたいのがモバイル無線LANルーターだ。BBモバイルポイントなどの公衆無線LANでもいいが、本気で仕事に使うなら「今、目の前の喫茶店でインターネットにつなぐ必要がある」というシチュエーションでも使えるほうが安心感がある。
最近はスマートフォンにもインターネットテザリングできる機種が増えてきたので、携帯電話とまとめてもいいかもしれない。例えばNTTドコモなら「GALAXY S II LTE SC-03D」あたりでインターネットテザリングが可能だ。
9)外部バッテリー
歩いていても電車内でも、さらには自転車に乗っていても常にMacBook Airを小脇に抱えて移動してしまうほどの“ハードモバイラー”なら、コンセントのない環境で長時間作業しなければならないシチュエーションに出くわすことは多い。
そんなときに役立つのが外部バッテリーの「HyperJuice」だ。最新の13インチMacBook Airなら、内蔵バッテリーと合わせて1.2~4.4倍の動作時間を実現してくれる。なお、HyperJuiceには、容量が異なる4種類がラインアップされている(2万2800円~5万9800円)。アップルがMagSafeの特許を持ってる関係上、利用にはMagsafe Airline電源アダプタ(5800円)が必須になるが、iPhoneなどが充電できるUSB端子も用意されている。
最後にMacBook Airとあわせて欲しいのは……
10)iMac
「それって周辺機器じゃないじゃん!」という気持ちも分かるが、あるとむちゃくちゃ便利なのが「iMac」。
最新のiMacなら21.5/27インチのどちらとも、Thunderboltケーブル(4800円)でMacBook Airと接続し、外部ディスプレイとして利用できる。ファイル容量が大きくなりがちな画像/音楽系のファイルはiMacに置いて、ファイル共有機能で引き出すという使い方も便利だ。また、リモートディスク機能で光学式ドライブを共有できるため、外付けHDD/光学ドライブ/外部ディスプレイを兼ねてiMacを購入するという手もアリだろう。
ほかにも液晶ディスプレイや手首を置くパームレストの保護フィルターを備えておきたいという人もいるはず。MacBook Airを買ったことで、持ち運び用のバッグを買い替えるというニーズもあるかもしれない。さて、次回はソフトウェア編をお届けしよう。
著者紹介:広田稔
Mac雑誌の編集者、IT系ニュースサイトの編集記者を経てライターに。アップルとネットが専門分野で、初代iPhoneが発表された「Macworld Expo 2007」や、初音ミクの海外初ライブとなる「MIKUNOPOLIS」を現地で取材した。近著に「ニコニコ動画めもりある ニコニコ大会議編」(アスキー・メディアワークス)などがある。個人のTwitterはkawauso3。
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