13.3型の大画面タブレット、高解像度1600×900で地デジも内蔵──「REGZA Tablet AT830」:2012年タブレット夏モデル
東芝のタブレット新モデル「REGZA Tablet AT830」は、厚さ9.9ミリの極薄ボディに1600×900ドットの13.3型ディスプレイ、Android 4.0、Tegra 3、地デジチューナーを内蔵した高性能+高機能モデルだ。
Android 4.0搭載タブレット、13.3型ワイドの高解像度ディスプレイを搭載
東芝のAndroid搭載タブレット「REGZA Tablet」シリーズは、今回の2012年夏商戦向けモデルで全4シリーズにラインアップを拡充。7.7型/重量300グラム台の小型モデルから13.3型で地デジ内蔵モデルまで、サイズ別、機能別に4シリーズ/全6モデルを用意した。
中でも最大サイズとなるモデルが「AT830/T6F」だ。13.3型ワイドとノートPC並みの大画面ディスプレイを備えながら、厚さ9.9ミリ、重量1キロの薄型軽量ボディを実現する。
主な仕様は、OSにAndroid 4.0、プロセッサにTegra 3(1.4GHz)、1Gバイトのメインメモリ、64Gバイトの内蔵ストレージ(eMMC)、1600×900ドット表示対応の静電タッチパネル付きIPS液晶ディスプレイ、前面200万/裏面500万画素のWebカメラ(LEDフラッシュ付き)、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 3.0など。インタフェースはMicro USB、Micro HDMI、SDメモリーカードスロット(標準サイズ)、miniB-CASカードスロット、テレビアンテナ入力、ヘッドフォン/マイク入出力(3.5ミリミニジャック)、そして地上デジタル/ワンセグ放送チューナーを内蔵する。
プロセッサのTegra 3はクアッド+1(4-PLUS-1)コアとするNVIDIAの最新プラットフォームで、低負荷時はCortex-A7、高負荷時はCoretex-A9コアを用い、低消費電力とパフォーマンスを両立する。総合的なパフォーマンスはTegra 2の最大5倍を実現するという。
ディスプレイもAndroidタブレットでトップクラスの解像度、サイズとなる1600×900ドット表示の13.3型ワイド液晶を採用した。広視野角なIPSパネルと省電力LEDバックライト内蔵し、表面には高い耐傷性や耐擦傷性を実現するCorningの強化ガラス「Gorillaガラス」を、タッチパネルは静電容量方式を用いている。
また、地上デジタル/ワンセグ放送チューナーを「内蔵」したのもポイントの1つだ。本体にロッドアンテナを備え、地デジ放送の単体視聴が可能。良電波状態なら地デジ、悪い場合はワンセグに自動で切り替わる。宅内利用のための有線アンテナポート、立てる/寝かせるの2パターンで利用できる卓上スタンドも付属する。
東芝製機器ならではのAV連携機能を実現する「レグザリンク・シェア」やREGZAシリーズで培った高画質化機能も従来モデルと同様に搭載する。東芝のREGZAテレビ/Blu-rayレコーダー、PC(dynabook REGZA PCなど)と連携する、録画番組のネットワーク再生「RZプレーヤー」、放送中番組のネットワーク視聴「RZライブ」、録画番組を持ち出す「RZポーター」といった機能をネットワーク経由で利用できる。Androidタブレットとしての手軽なインターネットサービス利用シーンに加え、単体地デジ視聴機能+ネットワーク再生機能も活用できることで、2台目/プライベートルーム向けの機器に適するポイントを有している。
本体サイズは348(幅)×211.3(高さ)×9.9(厚さ)ミリ、重量は約1キロ。バッテリー動作時間は連続動画再生時の参考値で約13時間、同テレビ視聴時で5時間。発売は2012年5月下旬を予定。価格はオープン、発売時の価格は8万円前後と予想される。
REGZA Tablet AT830店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | ストレージ | OS | 実売 |
REGZA Tablet AT830 | AT830/T6F | タブレット | 新シリーズ | Tegra 3(1.4GHz) | 1GB | 64GB (eMMC) | Android 4.0 | 8万円前後 |
REGZA Tablet AT830店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | ディスプレイ (タッチパネル) | 解像度 | 通信 | インタフェース | バッテリー動作時間 | サイズ | 重量 |
REGZA Tablet AT830 | AT830/T6F | 13.3型IPS (静電) | 1600×900 | 802.11b/g/n、 Bluetooth 3.0 | 地デジ/ワンセグ、 Micro USB、 Micro HDMI、 SDメモリーカードほか | 動画再生時:約13時間、 テレビ視聴時:約5時間 | 343×211.3×9.9ミリ | 約1キロ |
このほかの東芝「REGZA Tablet」2012年夏モデル
関連キーワード
REGZA | IPS方式 | REGZA Tablet | 東芝 | Android 4.0 | Androidタブレット | Tegra 3 | 地デジチューナー | dynabook REGZA PC
関連記事
注目タブレットデバイス情報はここから:タブレット USER
iPad、GALAXY Tab、XOOM、Optimus Pad、Eee Pad、ICONIA TAB……iOS/Android/Windowsなど、OS/サイズ別に話題のタブレットデバイス情報を集約!!うぉぉ、でかいぞ! 13.3型地デジ内蔵モデル:写真で見る「REGZA Tablet」新モデル、ぷちベンチマークも実施
東芝「REGZA Tablet」が7.7型から13.3型までラインアップをかなり拡充した。早速、夏商戦向けに投入する4モデルのサイズ感やインタフェースをまとめてチェックする。さらに簡易ベンチマークテストも行おう。すべてAndroid 4.0、13.3型地デジ内蔵/7.7型有機ELなどラインアップ拡充──東芝、「REGZA Tablet」新モデル
東芝が2012夏商戦向けのAndroidタブレットを発表。7.7型、10.1型、13.3型とサイズ別、機能別に4シリーズ6モデルを用意した。2012年5月下旬に発売する。2012年タブレット夏モデル:Tegra 3+Android 4.0で武装した軽量・低価格10.1型タブレット──「REGZA Tablet AT500」
REGZA Tabletの10.1型モデルにTegra 3+Android 4.0搭載モデル「AT500」が追加。9ミリ厚/約590グラムのボディと実売5万円台前半からの低価格を実現する。2012年タブレット夏モデル:Tegra 3+Android 4.0で武装した軽量・低価格10.1型タブレット──「REGZA Tablet AT500」
REGZA Tabletの10.1型モデルにTegra 3+Android 4.0搭載モデル「AT500」が追加。9ミリ厚/約590グラムのボディと実売5万円台前半からの低価格を実現する。2012年タブレット夏モデル:有機EL、Tegra 3、Android 4.0で300グラム台、7.7型の小型高速タブレット──「REGZA Tablet AT570」
7.7型サイズの小型タブレット「REGZA Tablet AT570」は、有機ELと最新プラットフォームを採用したプレミアム仕様+小型軽量ボディを特長とする。「REGZA Tablet AT700」検証──REGZA連携と極薄ボディが美しい10.1型Androidタブ
おぉぉ、薄いっ。Androidタブレット元年と勝手に設定した2011年、12月10日に発売された東芝「REGZA Tablet AT700」は何が魅力か。デザインと使い勝手、そして他機種にはない“REGZA連携”機能をチェックした。2011年PC秋冬モデル:10.1型で558グラム、薄型・軽量に進化したAndroid 3.2タブレット――「REGZA Tablet AT700」
東芝の10.1型サイズAndroidタブレット第2弾「AT700」は、厚さ7.7ミリ、重量558グラムの薄型・軽量ボディ、Android 3.2を搭載して進化。REGZAシリーズと連携する機能を多数搭載する。7型の小型サイズで“レグザタブ”のラインアップ拡充――「REGZA Tablet AT3S0」
REZGA Tabletの中型モデルが登場。「REGZA Tablet AT3S0」は、Tegra 2プラットフォーム+Android 3.2に7型サイズのボディを採用する。東芝、「タブレットを新たな事業の柱に据える」──世界最薄・最軽量タブレットで“REGZA WORLD”推進
東芝 デジタルプロダクツ&サービス社がREGZAシリーズの新モデル製品群を発表。55V型の4K2K+グラスレス3Dテレビや全録対応サーバーといったこれまでの主力機器に加え、各社が一般層訴求の方法を悩む「タブレット」を事業の柱に据えるとし、戦略モデルを投入する。Tegra 3が実現する「最高の性能と最小の消費電力」――NVIDIA ザン氏が説明
「世界初の4-PLUS-1クアッドコア」とうたわれているNVIDIAの「Tegra 3」。スマートフォンにクアッドコアが必要なのか? 気になる消費電力はどう抑えるのか――。NVIDIA Japanのスティーブン・ザン氏が詳細を説明した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.