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アイ・オー、ビジネスNAS製品にウイルス対策ソフト搭載モデル

アイ・オー・データ機器は、同社製NAS「LAN DISK XR」シリーズに、トレンドマイクロのウイルス対策ソリューション「NAS Security」を搭載したモデルを追加した。

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ビジネス向けNAS「HDL-XR/TM3」シリーズは、同社製のビジネス向けNAS「LAN DISK XR」シリーズに、トレンドマイクロのNAS向けウイルス対策ソリューション「NAS Security」を搭載したモデルだ

 アイ・オー・データ機器は5月16日、ウイルス対策機能を搭載したビジネス向けNAS「HDL-XR/TM3」シリーズを発表した。出荷開始は2012年5月下旬で、価格は容量2Tバイトの「HDL-XR2.0/TM3」が13万1250円(税込み、以下同)、4Tバイトの「HDL-XR4.0/TM3」が15万4350円、8Tバイトの「HDL-XR8.0/TM3」が21万円となる。

 この製品は、同社製のビジネス向けNAS「LAN DISK XR」シリーズに、トレンドマイクロのNAS向けウイルス対策ソリューション「NAS Security」を搭載したモデルだ。ストレージ内をリアルタイムで監視、ウイルス発見時に該当ファイルを隔離フォルダに移動し、管理者などにメールで通知する。

 本ソフトのライセンスは3年間で、1年あたり6300円を払えば、ライセンスを延長できる(最大2年間まで)。ウイルス対策機能を持たないHDL-XRシリーズやHDL-XR2Uシリーズなどに対して、本機能を追加するオプションを用意する。ライセンスは3年間で価格は4万2000円だ。

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 LAN DISK XRシリーズは、HDD故障時のデータ損失リスクを低減する機能を備えたビジネス向けNASで、RAID 0、RAID 5、RAID 6に対応する。4台のうち3台を稼働し、1台をスペアとして利用するRAID 5+S、RAID 1m+Sでの運用も可能で、出荷時の設定はRAID 6となる。外付けHDDの増設にも対応し、予備機を利用したリモートレプリケーション、eSATAミラーリング、履歴差分バックアップなど、さまざまバックアップ機能を備える。

 主なインタフェースは、ギガビットLAN×2、USB 2.0×2、eSATA×1。本体サイズは約170(幅)×230(奥行き)×183(高さ)ミリで、重量は約7キロ。対応OSはWindows XP/Vista/7、Windows Server 2003 SP1/2003 R2/2008/2008 R2と、Mac OS X 10.4~10.7など。

前面にトレンドマイクロのシールが張られる(写真=左)。インタフェースの多くは背面に備える(写真=右)

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