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A3対応モデルを拡充し、シェア10%に弾み――OKI、LEDプリンタ新製品発表会販売目標を上方修正(2/2 ページ)

OKIデータは、ビジネス向けLEDプリンタ「COREFIDO」シリーズの新モデルを発表した。シェアが低いA3対応モデルを拡充し、製品のラインアップが完成したという。製品の売り上げも順調で、販売台数目標を設定当初よりも増やすと発表した。

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プリンタ事業の成長戦略を発表

同社取締役社長の平本隆夫氏

 同日行われた製品発表会では、同社取締役社長の平本隆夫氏が登壇し、同社の業績と中期成長戦略について説明した。2012年4月に行った製品発表会で、2012年度の目標として“2011年度比で販売台数を2倍、シェア10%”としていたが、現在のところ、販売台数は順調に推移しているという。

 平本氏は「COREFIDO 2シリーズの新製品を投入した効果は出ている。特にプリンタ市場では、国内全体でみれば市場が縮小しているが、当社製品の国内販売台数は増加した。上半期で前年比20%の販売台数増加を実現した」とアピール。2011年度には4%にまで落ち込んだシェアも、現在は6%台にまで回復したという。

世界的な販売台数は前年同期比で約20%増加した(写真=左)。プリンタ市場では、国内全体でみれば市場が縮小しているが、当社製品の国内販売台数は増加したという(写真=中央)。2011年度には4%にまで落ち込んだシェアも、現在は6%台にまで回復した(写真=右)

 販売台数増加という目標を踏まえ、平本氏はプリンタ/複合機事業の中期成長戦略を説明した。今まで、COREFIDO 2シリーズのラインアップは、A4サイズが中心であり、その主なターゲットはオフィス、中でも中小規模ビジネスやSOHOだった。今後は、

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1.エントリーモデルの販売強化

2.複合機モデル(特にA3)の販売強化

3.特定業種における専用機の置き換え需要を狙う

 という3つの方向性で、販売チャネルの拡大を狙う。今回投入した新製品は、A3カラー複合機とA3モノクロプリンタだ。印刷枚数が多いヘビーユーザーを狙いつつ、エントリーモデルも用意したことで、1と2を同時に満たすラインアップの拡充となった。

新製品を投入したことで、販売台数は増えているという(写真=左、中央)。中期成長戦略は3つの方向性で販売チャネル、販売台数の拡大を目指すというものだ(写真=右)

 A3対応モデルを多数投入したことで「COREFIDO 2のラインアップが完成した」と平本氏は述べた。下半期も新製品を投入し、シェア10%という目標へ弾みをつける狙いだ。同社はCOREFIDO 2シリーズ全体での販売台数目標を7万2000台としていたが、新製品の投入により目標を7万5000台に上方修正するという。新製品のみの販売目標は、年間で2万台(複合機5000台/プリンタ1万5000台)だ。

平本氏に続いて、同社開発プロジェクトリーダーの池田暁氏が登壇し、新製品の特徴について説明した(写真=左)。池田氏はLEDプリンタのメリット(写真=中央)や、定着器ユニット、ベルトユニット、給紙ローラセットを5年間無償で提供するサービス「メンテナンス品5年間無償提供」について説明。保守、メンテナンスコストを含めた際に、同社製品が他社製品よりも安いことをアピールした(写真=右)
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