15.6型ワイドを載せてもUltrabookがいいならコレ!──「IdeaPad U510」:2012年PC秋冬モデル
レノボ・ジャパンは、15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載する“Ultrabook”を発表した。光学ドライブも搭載しながら、重さは2.2キロに抑えている。
大画面でも光学ドライブ内蔵でも薄いボディがいい
「IdeaPad U510」は、すでに登場しているIdeaPadシリーズのIdeaPad U300s、IdeaPad U310に続くUltrabookだ。これまでの、13.3型ワイド液晶ディスプレイを搭載した“光学ドライブなし”のモデルと異なり、15.6型ワイドという、Ultrabookとしては大画面の液晶ディスプレイとDVDスーパーマルチドライブを本体に搭載した。ただし、画面の解像度は1366×768ドットに抑えている。
ハードウェア構成は、搭載するCPUとMicrosoft Officeの有無が異なる4構成を用意する。CPUでは、Core i7-3517U(1.9GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.0GHz)を搭載する構成と、Core i5-3317U(1.7GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大2.6GHz)を搭載する構成、そして、Core i3-3217U(1.8GHz)を搭載する構成に分かれる。また、Core i5-3317U搭載構成では、Microsoft Office Home & Business 2010が付属する構成を用意する。
システムメモリはDDR3で、Core i7-3517U搭載構成は8Gバイト、そのほかの構成は4Gバイトを載せる。また、データストレージもCore i7-3517U搭載モデルは容量1TバイトのHDDを、そのほかの構成は容量500GバイトのHDDをそれぞれ搭載する。
そのほかの仕様はほぼ共通だ。OSは64ビット版 Windows 8を導入。チップセットはIntel HM77 Expressを採用して、グラフィックス機能はCPUに統合したIntel HD Graphics 4000を利用する。本体搭載のインタフェースには、USB 3.0に2基のUSB 2.0、2-in-1メディアカードリーダ、100BASE-TXまで対応する有線LANのほか、映像出力インタフェースとしてHDMIとアナログRGB(専用ミニ規格)を備える。無線接続では、IEEE 802.11b/g/nに準拠する無線LANとBluetooth v4.0が利用できる。
本体サイズは、382(幅)×250(奥行き)×21(厚さ)ミリで、重さは約2.2キロ。本体の色はグラファイトグレーのみだ。
出荷開始は、11月中旬からの予定で、実売予想価格はCore i7搭載構成で9万円前後、Core i5搭載でOffice付属構成が9万7000円前後、Core i5搭載でOfficeなし構成が7万7000円前後、Core i3搭載構成で7万円前後になる見込みだ。
関連記事
HDD+SSDキャッシュで価格を抑えたUltrabook――「IdeaPad U310」
レノボ2台目のUltrabook「IdeaPad U310」は第3世代Core i5を搭載し、ストレージはHDD+SSDキャッシュという構成を採用した。価格はオープンだが、8万円未満となる見込みだ。IdeaPadに“第2世代”Ultrabook登場
レノボ・ジャパンは、6月5日にIdeaPadシリーズの新モデルを発表した。“第2世代”Ultrabookをはじめ、多くのモデルで“Ivy Bridge”世代のCPUを搭載する。レノボ、“Kepler”搭載IdeaPadなど3機種を発売
レノボ・ジャパンはIdeaPadの2012年夏モデルを発表した。ラインアップは、グラフィック機能を強化したAVノートやスタンダードノートを用意する。レノボ・ジャパン、“Ultrabook”な「IdeaPad U300s」を発表
レノボ・ジャパンは、10月13日に「IdeaPad U300s」「IdeaPad U400」を発表した。IdeaPad U300sは、インテルが提唱する“Ultrabook”を意識したモデルだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.