AMD、コンバーチブルノート向け新機能「Turbo Dock Technology」:Temashのデモ予告もあり
AMDは、コンバーチブルタイプのノートPCに向けた新機能「Turbo Dock Technology」の概要を発表した。MWC 2013で開発中のTemashデモと一緒に公開する予定だ。
ユーザーの利用方法に合わせてバッテリー駆動時間を延ばす
AMDが発表したコンバーチブルタイプのノートPC向けの機能「Turbo Dock Technology」は、APUの性能をタブレットデバイスとして使うスレートスタイルとキーボードを接続したクラムシェルスタイルとで自動的に変更する。
Turbo Dock Technology機能を有効にした状態において、スレートスタイルの「タブレットモード」では、処理性能を抑えてバッテリー駆動時間を確保しながらも、タブレットモードで利用する機会が多い動画コンテンツの視聴やゲームで必要となるグラフィックス性能はフルで発揮する。
一方、キーボードを接続したクラムシェルスタイルで利用する「ハイブリッドモード」においては、システムの処理性能をフルで発揮するほか、オプションの増設バッテリーやデータストレージの利用を可能にする。AMDは、ハイブリッドモードにおいて従来のAPUの40パーセント以上の性能向上が期待できると説明している。
AMDでは、Turbo Dock Technologyを、現在開発を進めており、2013年に登場する予定の省電力タイプのAPU「Temash」で導入する予定だ。、なお、Mobile World Congress 2013のAMDブースでは、28ナノメートルプロセスルールを採用するTemashのクアッドコアサンプルとデュアルコアサンプルのデモで、Turbo Dock Technologyno機能も公開する予定だ。
関連記事
- Mobile World Congress 2013 Report
大解説! 省電力なCPUとSoCの最新事情を整理する
PCが大きく変わろうとしている。タブレット市場の急速な伸びがPC市場に影響を与え、インテルもAMDもNVIDIAもタブレットデバイスを視野に入れたCPUの強化を図っている。AMD、新型APU「Temash」「Kabini」「Richland」の概要を公開
2013年上期に出荷予定のSoC採用APUと2013年下期登場予定の28ナノプロセス採用APUの概要が明らかに。2013 CESでは、搭載デバイスのサンプルも登場する。「第2世代FXは2012年。28ナノプロセスは2013年」──AMD、2013年までのロードマップを公開
AMDは、2月2日(現地時間)に米国で「AMD Financial Analyst Day」を行い、2012~2013年におけるロードマップを明らかにした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.