NEC、ビジネスPC「Mate／VarsaPro」新モデル──LaVie Z同等の超軽量モバイル、薄型多機能15.6型など：Win 7プリインモデルも当然まだ選べます

Windows 7プリインストールも選べる法人向けPCの新ラインアップ

　NECは5月9日、法人向けPC「Mate／VersaProシリーズ」の新モデルを発表。同日より法人を対象に販売を開始する。

　デザインを一新した薄型多機能スタイルの15.6型「VersaPro タイプVX」、個人向けラインアップ LaVie Zシリーズの法人向けモデル「VersaPro UltraLite タイプVG」など、モバイルPC、A4ノート、スリムタワー、液晶一体型など、ノートモデル8タイプ、デスクトップモデル4タイプの全28モデルを用意した。法人向けWindows 8タブレット「VersaPro タイプVZ」（継続モデル 2013年3月出荷開始）なども継続販売する。

　社内システムとしてWindows 7を利用する企業に向け、Windows 8 Proのダウングレード権を利用したWindows 7 Professionalプリインストールモデルもオーダー可能。また全モデルにOffice Home and Business 2013をはじめとするOffice各エディションを選択できる。

　主力の15.6型A4モデル「VersaPro タイプVX」は、USB 3.0×4や防滴キーボードなどの新設機能とともに34.9ミリ厚の薄型ボディにデザインを一新。離席センサーとして機能するWebカメラ、1600×900ドット表示の高解像度液晶ディスプレイやテンキーレスキーボードなど、オフィスやメンバーの業務環境に応じたカスタマイズオプションも用意する。

　約875グラムの超軽量、14.9ミリの極薄ボディを特長とする軽量モバイルPC「VersaPro タイプVG」は、従来のCore i7搭載モデルに加え、より低コストに導入できるCore i5搭載モデルを追加。タイプVXと同じくWebカメラを離席センサーとして活用する省エネルギー運用機能やECO設定／ピークシフト動作機能を搭載する。

　サービスメニューとして「RemoteViewサービスパック」も用意する。RemoteViewサービスパックは、BYOD（Bring Your Own Devices：社員が個人所有する機器を業務で活用する）や営業スタッフ、出張、システム管理者など外勤業務シーンを想定し、社内自席・イントラネット内のPCへセキュアに外部からモバイル機器でアクセスできるようにするソフトウェアソリューション。今回のMate／VersaPro新製品には事前に動作確認できる3カ月間有効の体験版が付属する。価格は1ライセンス1万6800円（税抜き）／1年、同5ライセンス8万円／1年、同10ライセンス14万6000円／1年。

　長期運用を想定した保守サービスメニューも一部拡充する。新たにHDD廃棄を自社で行えるSupportPack G6（情報漏えい対策強化版／3年、4年、5年）、さらに4年、5年の長期パーツ保証プランを新設した。標準保証は1年のパーツ保証＋修理保証、パーツ保証サービスを追加することで4年間（＋6000円／4年パーツ保証サービスG6）ないし5年間（＋1万円／5年パーツ保証サービスG6）CPUやHDD、ディスプレイなど故障時のパーツ料金が無償となる。

　ラインアップと想定価格は以下の通り。